じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 3月25日に東方最大離角を迎える金星が、宵の空でひときわ明るく輝いている。この金星の左下(3月11日現在)には天王星があり、3月9日と11日に双眼鏡で確認することができた。
 天王星は太陽から29億km離れており、ほぼ横倒しの状態で公転、昼夜が42年という謎めいた惑星である。双眼鏡では他の恒星と同じようにしか見えないが、太陽系の広さが実感できる。

2020年3月12日(木)



【連載】#チコちゃんに叱られる! 「歳を重ねると #涙もろくなる 理由」、「 #タッチパネル の原理」

 昨日に続いて、3月7日再放送(2018年11月16日初回放送)のNHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。本日は、
  1. なぜ大人になると背が伸びなくなる?
  2. バスケットボールのゴールにバックボードがついているのはなぜ?
  3. なぜ歳を重ねると涙もろくなる?
  4. タッチパネルはなぜ触っただけで反応する?
という4つの疑問のうち3.と4.について考察する。

 このうち3.であるが、番組ではまず、涙には大きくわけて2つの種類があると説明された。
  1. 目を乾燥やゴミから保護する涙
  2. 感動し気持ちが動いている涙
いうまでもなく「涙もろい」とは2.に関する涙のことである。番組ではこのあと、感動的なシーンを含む動画を、いろいろな世代に見せてその反応を観察するという実験が行われた。涙が出る頻度には顕著な差は見られないように思えたが、年配層では「感動した、悲しい」といった感想、若者層では「楽しい、おもしろい」といった感想が多く出たというような結果になった【但し、番組の都合で結果を誇張した可能性あり】。
 こうした現象について、解説者は「感情が沸き起こるためには、自己投影や共感が必要だが、歳をとっ人ほど、たくさんの経験を積んでいるので、共感力が上がり涙もろくなる」と説明していた。この共感力は50歳代にピークを迎える。いっぽう、脳のブレーキ(感情を抑制する働き)は20歳代前半がピークであり[]その後は衰えていく。そこで、共感力と抑制力のプラスマイナスの差分は、歳をとるごとに大きくなり、涙もろさが増えるというように説明された。
]【番組で示されたデータは「エイジングライフ研究所調べ」となっていたが、脳のブレーキそのものの数値ではなく、前頭葉の発達に関するグラフであるように見えた」】

 ここからは私の感想になるが、私自身は、涙が出るほどに感動するということは滅多にないし、葬式で泣いたこともない。おそらく、共感力が乏しいため、抑制力が衰えても共感力のプラス分がないためと考えられる。いっぽう、2018年11月2日で「なんでおやじはおやじギャグを言う?」に関しては、歳をとるごとにその傾向が強まっている可能性がある。これはまさしく脳のブレーキがきかなくなっているからであろう。

 もう1つの4.のタッチパネルについては、こちらにより詳細な分類が記されていた。但し、2020年3月の閲覧時点では、2007〜2008年頃の情報しか記されておらず、かなり古い。番組のほうも2018年11月16日初回放送の内容なので、その後さらに技術が進歩しているものと思われる。

 私自身は、スマホは使用しておらず、小型のタッチパッドのみを利用しているが、老眼で文字が読みにくいことに加えて、指先では思うように操作ができないため、必要最小限の利用にとどめている。今後も、可能な限りはキーボードとマウスを使って入力、操作をしていきたいと思っている。