じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 3月8日、大相撲春場所が無観客で始まった。ほぼ、2月25日の日記の想定通りであったが、さすがに土俵に上がる時にマスクを着用している力士はいなかった。2月25日の日記では「力水のやりとりを通じてあっという間に力士全体に広がる恐れがある」ことを心配したが、今場所は、柄杓を口につけず、形の上だけで仕草をすることになったようだ。
 テレビで観戦していて感じた点は以下の通り。
  • 行司、呼び出し、審判、控えの力士、カメラマンなどのちょっとした仕草や移動が目立つ。
  • それぞれの行司や呼び出しの声や独特なフシの特徴がよく分かる。
  • 制限時間いっぱいになった時の盛り上がりにかける。
  • 弓取り式で弓を振り回している時、ブンブンと空気を切る音がした。
 「奥様は魔女」では録音笑い(ラフトラック、Laugh track)という手法が使われていたが、空っぽの館内で拍手や歓声などの効果音を流せばもう少し盛り上がるようにも思うが、より期待されるのは、2月25日で提案した「分身ロボット」による観戦であろう。

 もう1つ、八角理事長の挨拶はまことに感動的であった。大相撲観戦で元気づけられながら、感染拡大防止と早期の終息を目ざしていきたいところだ。
古来から力士の四股は、邪悪なものを土の下に押し込む力があると言われてきました。また、横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するために行われてきました。
力士の体は、健康な体の象徴だともいわれます。 床山が髪を結い、呼出が拍子木を打ち、行司が土俵をさばき、そして、力士が四股を踏む。この一連の所作が、人々に感動を与えると同時に、大地を鎮め、邪悪なものを押さえこむのだと信じられてきました。
こういった大相撲のもつ力が、日本はもちろん世界中の方々に勇気や感動を与え、世の中に平安を呼び戻すことができるよう、協会員一同、一丸となり、15日間、全力で努力する所存でございます。何とぞ千秋楽まで、温かいご声援を賜りますよう、お願い申し上げごあいさつと致します」



2020年3月9日(月)



【小さな話題】海外旅行は壊滅状態

 各種報道によれば、新型コロナウイルスの水際対策を強化するため、政府は9日から、中国と韓国から入国した人に対し、2週間、自宅などに待機し、公共交通機関を使わないよう求める要請を始めた。対象は、9日の午前0時以降に中国と韓国を出発し、航空機や船で日本に入国したすべての人で、日本人も含まれるという。

 私の理解が間違っていなければ、この対象には、韓国のインチョン空港を経由して日本に帰国する旅行者も含まれるようである。インチョンは東アジアでは有数のハブ空港であり、私自身も、 などにインチョン空港を利用したことがあった。いまは寒い時期なので、上掲のようなツアーは企画されていないが、こうした規制が5月以降まで続くことになると、中央アジア各国方面へのツアーの催行はかなり困難になってくると思われる。

 それよりも気になるのは、すでに多くの国が日本を「感染国」と見なしており、日本からの入国を制限していることである。外務省の日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限(毎日12時頃更新)情報によれば、3月8日12時現在で、
  • 感染者確認国・地域(注:日本を含む)からの入国・入域制限が行われている国・地域:27か国・地域
  • 入国後に行動制限措置がとられている国・地域:62か国・地域
となっている。この中には、「14日間の自主健康管理(検温・マスク着用等)を要請」とか「自宅待機推奨」というように緩やか規制をとる国・地域も含まれているが、パッケージツアーともなれば、「自宅待機推奨」に反応して観光地巡りをすることはできないであろう。

 ま、こういうご時世、規制があってもなくても、ノコノコと海外漫遊旅行に出かけるような人はおるまいとは思うが、旅行会社や観光関連業者は相当の打撃を受けているものと心配される。