じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 半田山植物園周辺を散歩中、「三野三丁目3」という住所表示を見かけた。3月3日に合わせて掲載しておく。
 「三丁目」は全国各地にあり、東京都港区芝3丁目は「三丁目の夕日」のモデルになっているという。住所に「3」が並ぶ場所としては、「兵庫県三田市三輪3丁目3」などがあるようだ。マニアの中には、3月3日3時33分3秒に、「3」が一番多く含まれる地名を訪れる人もいるかもしれない。

2020年3月3日(火)



【小さな話題】民主党の大統領選候補者選びとアメリカの格差と「ソイレント・グリーン」の映画

 各種報道によれば、アメリカ大統領選挙に向けた民主党の候補者選びは日本時間の3月3日夜にスーパーチューズデーを迎える。これまでのところ、左派のサンダース上院議員が最有力だが、中道派のバイデン前副大統領が29日のサウスカロライナ州の予備選挙で圧勝し、予備選からの撤退を表明したクロブシャー氏やブティジェッジ氏の支持を受けるなかで勢いを増していると聞く。

 サンダース上院議員は、ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリンで、ポーランド系ユダヤ人移民の貧しい家庭に生まれ、40年以上にわたって格差解消の闘いに取り組んでいる。今回の予備選では「ミスター格差」とも呼ばれているという。

 サンダース氏はこれまでにも予備選に出馬しているが、今回は若者などから絶大な支持を集めている。その背景には、アメリカ国内の格差拡大、ホームレス増加、借金を背負った国民の増加などがあるようだ。

 3月1日放送のNHK「これでわかった!世界のいま【NHKプラスで7日間視聴可能】では、2番目の話題としてこの格差問題を取り上げていた。

 それによれば、アメリカにある資産の40%は、人口1%の大金持ちによって占められている。その中の超大金持ち5人の財産は、韓国の国家予算と同じ規模であるというから相当なものだ。

 ちなみに、この超大金持ち5人としては、アマゾンの創設者のジェフ・ベゾス氏、マイクロソフト創設者のビル・ゲイツ氏、投資家のウォーレン・バフェット氏は確実に含まれるようである。他に、今回の予備選にも出馬しているマイケル・ブルームバーグ氏や、Googleの共同創業者のラリー・ペイジ氏なども含まれると思うが、番組で挙げられた5人がこれらの5人であるかどうかは確認できなかった。

 このような超大金持ちが登場した背景には、1980年代のレーガン大統領による高所得者への大幅減税があるという。

 そのいっぽう、好景気による家賃高騰のとばっちりを受けて、全米でのホームレスは約57万人にのぼっている。なかでもカリフォルニア州は、前年比16%増の15万人を超えている。このほか、は学生ローンなどで借金1000万を超えて卒業する人を含め、国民の4割が借金を抱えている。

 国民皆保険の日本とは異なり、アメリカでは、民間の医療保険に入っていない低所得者も多い。医療費は、盲腸で数百万円、癌で数千万円にも上るというから、大変なものだ。

 サンダース氏は、学生ローンをチャラに、公立大の学費はタダに、医療保険を全員に、といった政策をかかげているというが、それを支えるだけの財源をどうやって調達するのか、また、財政悪化の懸念をどう払拭するのか心もとないところがある。

 以上が番組から得た情報であるが、今後、格差がどう広がっていくのか、それとも解消する方向に向かうのか、気になるところである。

 このことでふと思い出したが、学生の頃、「ソイレント・グリーン」という映画(1973年)を観たことがあった。リンク先に記されているように、この映画の舞台は2022年であり、
2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。
 その2022年はあと2年後に迫っているが、幸い、映画で描かれているほどには格差は広がっていないようである。しかし、今から50年後はひょっとすると、映画の通りの世界になるかもしれない。