じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 半田山植物園内にあるセコイア(左)とセコイアメスギ(右)。この季節、周辺の木々の葉が落ちて夕日が射し込み、樹皮の凹凸が際立っている。
 2種類の品種の違いがよく分からなかったのでネットで調べてみたがウィキペディアでは
セコイア属はセコイアのみの1属1種である。...【略】...セコイアスギ、センペルセコイア、レッドウッド、アメリカスギなどとも呼ばれる。セコイアデンドロンとの対比からセコイアメスギ(当て字:世界爺(や)雌杉)とも、葉の形が似ている事からイチイモドキとも呼ばれる。
となっていて、学名「Sequoia sempervirens (D.Don) Endl.」も同一であるようだ。レッドウッドもこの品種。
 ちなみに、こちらの情報によれば、現存する世界で最も高い木ランキングに登場する木はすべてセコイアメスギとのこと。ジャイアントセコイア(セコイアオスギ、セコイアデンドロン属、学名Sequoiadendron giganteum( Lindl.))はランク外のようである。

2020年1月22日(水)



【小さな話題】動物園と動物のQOL

 楽天版のほうに、「四国旅行の思い出」連載の一環としてとべ動物園のアルバムを掲載した。この動物園はしろくまピースやアフリカ象の家族が見られることで知られているが、私がここを訪れた当時(2011年7月)は、ピースは「てんかん」の症状のせいか、うずくまっていることが多かった。1月11日に、

しろくまピース20歳〜家族と歩んだ“いのち”の軌跡〜

という番組が放送されていたが、最近の映像のほうがむしろ元気に見えた。

 ところで、リンク先にも記したように、2011年当時はホワイトタイガー、トラ、コツメカワウソなどが飼育されていたが、10年も経てば当然代替わりが起こる。2016年には35年ぶりに京都市立動物園を訪れたこともあったが、こちらに記したように、35年前から飼育されていた動物は、アジアゾウ、オオバタン、キバタンの3個体のみであった。

 動物園で動物を飼育することについては、それ自体が虐待であるとする見方もあるし、動物園自体の存在を前提とした場合でも、飼育のスタイルについていろいろな考え方があるようだ。いくつかリンクさせていただくと、 などがある。

 ちなみに、とべ動物園のアルバムの中にアフリカ象の写真があるが、昨年3月には、男性飼育員(33)がアフリカゾウに襲われ、肋骨(ろっこつ)と左肩を骨折するなど重傷を負った。という事故があり、これを受けて、ゾウ飼育法「準間接」変更へという対策がとられたという。日頃は人に馴れていた象がなぜ飼育員を襲ったのかということであるが、報道では、
園によると、襲ったのはメスのアフリカゾウの「媛(ひめ)」(12歳)で、重さは約2トン。男性飼育員は当時、1人でアフリカゾウ舎の運動場から、別の運動場へゾウを移動させていた。飼育している3頭中まず2頭を移し、次に媛を移動させようとしていたところ、媛が向かってきた。媛は他の2頭に比べ、移動を苦手にしていたという。
と記されており、ま、象の立場からは、移動の自由を奪われたことへの反抗であると言えないこともない。

 私自身は、孫たちを連れて行く場所としては、遊園地やショッピングセンターなどより、動物園や水族館を優先したいと思っている。とはいえ、少なくとも、野生の動物を捕まえてきて檻に閉じ込めて見世物にするというようなやり方には反対である。動物それぞれの特性を見極めた上で飼育環境でもQOLが維持できる動物は飼育、そのいっぽう、広大なサバンナや大海原でないとストレスになってしまうような動物については飼育せず(自然保護区で観察するのみ)、バーチャルな形で映像展示するべきであろうとは思う。

 いずれにせよ、動物にとってどういう環境がQOL維持・向上に適しているのかという問題は、それぞれの動物の目線で考えなければならない。
  • 巣穴を作って暮らす動物は、広いサバンナよりも、外的に襲われることのない狭い縄張りのほうを選ぶであろう。
  • 群れを作って暮らす動物では、インセストを避けるために、一定年齢になると群れから追い出されてしまう。追い出されて単独で暮らす個体にとっては何がQOL向上になるのかも考えるべきだろう。
  • 何らかの事情で人工的に育てられた動物の場合、野生に戻ることが最善であるのか、それとも人間に飼育されたほうが結果的に幸せであるのかは、それぞれの種の特性による。
 例えば、オウム・インコはたいがい狭い鳥かごで飼育されており、大空を飛ぶ自由が奪われて可哀想だと思われがちだが、すべての鳥類は必ずしも飛びたくて飛ぶわけではないようだ(「ホントに鳥は飛びたいのか?」参照)。また、ヒナから親代わりに育てたからといって、生涯、人間との絆が保たれるとは限らない(「シチメンチョウになった男」の事例などあり。) 人間以外の動物の行動は、オキシトシンなどのホルモンによって劇的に変化する場合があり、人間目線で絆やQOLを考えてもその通りにはいかないものである。