じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 30年前に買ったパズルで遊ぶ孫。今のところ、この孫が一番小さい。まだ語彙爆発には至っていない。

2020年1月5日(日)



【小さな話題】なるほど!ザ・ワールド「こんな絶景見たことない!奇跡の絶景スペシャル」

 1月1日の21時から放送された表記の番組を録画・再生で視た。
 ウィキペディアにも記されているように「なるほど!ザ・ワールド」は、フジテレビ系列で1981年10月6日から1996年3月26日まで放送された紀行クイズ番組であった。その後も、特番枠で年に1 - 2回ほど不定期放送されているようである。

 この機会にレギュラー放送当時に活躍していた人たちの消息をチェックしてみたところ、
  • 愛川欽也:2015年に80歳で没。
  • 楠田枝里子:最近の消息は未確認。私より学年は1年上だが、同じ辰年。
  • 益田由美:最近ではフジテレビ「もしもツアーズ」に出演。オフィシャルサイトによると、取材で訪れた国・地域は78。
とのことであった。

 レギュラー放送開始当時の1981年と言えば、まだソ連があった時代。中国ではようやくシルクロード方面への観光ツアーが解禁された頃であった。世界はまだまだ謎に満ちており、なるほどザワールドのクイズネタは尽きることが無かった。

 しかしいまの時代、世界中の殆どの地域から、おびただしい数の動画が発信され、興味深いネタはまたたくまに拡散していく。今回の番組の「こんな絶景見たことない!奇跡の絶景」といっても、じっさいは大部分は見たことがある観光地であったりする。希少性の演出は難しい。

 今回の番組で実際に取材が行われたのは、「イグアスの滝」、「ジープ島(ミクロネシア連邦)」、「アタカマ砂漠」、「ムオニカ(フィンランド)」であった。
  • イグアスの滝は世界的に有名な観光スポットだが、円形の虹が珍しいということで取材。
  • ジープ島はバスケットボールのコートほどの広さの珊瑚礁の島で、日本人経営のホテルがある。イルカや夕日がウリ。
  • アタカマ砂漠では、死海より塩分濃度の濃い「セヤス湖」、フラミンゴ、夕日で赤く染まる「死の谷」などが紹介された。なお、私自身は、「月の谷」から夕日を観賞したことがある。
  • フィンランドのオーロラ見物は悪天候のため失敗。
ということで、やはり今の時代、「こんな絶景見たことない!」というほどの希少性のあるネタはなかなか見つからないように思えた。

 番組ではほかに、「見るだけで運気が上がるベスト10」が紹介された。
  1. ドバイ 世界一高いビルから吹き出す花火
  2. ダブルダイヤモンド富士(ダイヤモンド富士と湖面に映ったダイヤモンド富士)
  3. 国際宇宙ステーションから見た夜の地球
  4. ヨセミテ国立公園の虹の滝(強風で滝が噴霧状態になった時だけ出現するが2017年以降は目撃されていない)
  5. パルテノン神殿を全景にしたスーパームーン
  6. 渡り鳥と一緒に撮るモン・サン・ミシェル
  7. グランドキャニオンの雲海
  8. ペルー 花火に覆われる町
  9. タイ 空に舞う2万個の灯籠 コムローイ祭
  10. オーストラリア西海岸近くにある「バラ色に輝く湖」ハットラグーン。
 「運気が上がる」という盛り上げ方には違和感があるが、絶景であることには間違いない。これらのうち、国際宇宙ステーションとハットラグーンの2カ所は場所の希少性(その場所に行けばいつでも見られるが、行くこと自体が難しい)、残りの八景はタイミングの希少性(その場所自体はいつでも行かれるが、タイミング的には滅多に見られない)であった。上にも述べたように、ネット上で流れる膨大な数の映像や交通手段の発達によって、視聴者をビックリさせるような珍しい場所は地球上から姿を消しつつある。となると、タイミングの希少性に目を向けるほかはない。

 タイミングの希少性は、その気になれば身の回りの世界でも発見できる可能性がある。私の住んでいるところで言えば、旧・京山タワーと夕日がぴったりと重なる「京山金環日食現象」、備前富士の頂上からの日の出となる「ダイヤモンド備前富士」現象のほか、各種の天文現象などがある。死ぬまでに一度は見たい(←というか一度しか起こらない)と思っているのがベテルギウスの爆発。