じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



12月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
 紅葉シーズンも殆ど終わりだが、モミジの中には葉っぱよりも枝のほうが鮮やかに染まる品種がある。写真上はその代表格の「珊瑚閣」。葉っぱは黄葉に近くあまり目立たなかったが葉が落ちるとご覧の通り。
 なお写真下は普通のモミジ(たぶんヤマモミジ)だが、葉っぱの赤いフィルターを通してその後ろの枝が赤く染まって見えている。

2019年12月14日(土)



【小さな話題】最近視たTV番組で知ったこと「銀河鉄道の夜は電車だった」、「香川のウユニ塩湖」、「姫路城と江戸城の類似性」

  • 12月7日放送:ブラタモリ 「花巻〜花巻はなぜ宮沢賢治を生んだ?〜」

     銀河鉄道の夜の列車はSLに引かれた長い客車だと思っていたが、リンク先にも、
    「それにこの汽車石炭をたいていないねえ。」ジョバンニが左手をつき出して窓から前の方を見ながら云いました。
    「アルコールか電気だろう。」カムパネルラが云いました。
    という記述があるように実際は電車であり、当時運行していた花巻電気鉄道がモデルになっているらしいことが指摘された。

     もっとも、上掲のセリフにも現れているように、この作品では一貫して「汽車」という呼称が使われている。ま、実際のところ宇宙空間を走る列車であるから、石炭や電気と異なるエネルギーで動いていたことは想定されているとは思うが。

     なお、宮沢賢治は、樺太栄浜への旅で銀河鉄道の構想を得たという説もあり、花巻電気鉄道がどの程度影響を与えていたのかは精査する必要がありそう。

  • 12月14日放送【11月2日の再放送】 さぬきドキっ! 「映える香川〜進化する絶景・名産品〜」

     香川のウユニ塩湖とも言われる父母ケ浜(ちちぶがはま)が紹介されていた。[高松自動車道] さぬき豊中ICより約20分ということなので、その気になれば岡山から片道1時間11分で行かれるようであった。

     映像を視た限りは、本物のウユニ塩湖というよりは、レンソイスチャカ塩湖に似ているようにも見えるが、規模は遙かに小さい。とはいえ、片道1時間11分は魅力的。岡山に来客があった時、天気や干満の条件が合えば案内させてもらおうかと思う。

  • 12月14日放送:ブラタモリ 「姫路城〜姫路城で江戸城のロケをするのはあり!?〜」

     姫路城は、2年半ほど前に行ったことがあるが、江戸城との類似性には全く気づかなかった。番組によると、お城全体が白っぽい色であること(家康の好み)、連立式天守など、さまざまな点で江戸城と共通しており、言わば「西の江戸城」として西国に威厳を示していたようであった。

     特に興味深かったのは、天守を中心として反時計回りの渦巻き形に3周の堀が作られていることで、これまた江戸城とそっくり。但し、江戸城の場合は江戸の発展とともに螺旋形に町を拡張できるというメリットがあったが、姫路城の場合は、あくまで防衛上の理由によるもので、将来的な都市計画までは想定されていないように思えた。
     なお、私の近くにある岡山城は、天守の壁に黒漆塗りの下見板が取付けられており、後の時代には「烏城」とも呼ばれている。姫路城と同じ池田家のお城なのになぜ、姫路が白で岡山が黒なのか素朴な疑問があったが、どうやら岡山城はもともと宇喜多秀家の時代に築城され、当時の特徴を残した形で再建されたために、そのようになったようである。お城そのものは鉄筋コンクリートで私自身はあまり魅力を感じないが、天守のまわりの石垣は見どころ満載。ブラタモリの岡山編でも、桃太郎ではなく、岡山城周辺を取り上げてほしかったと思うほどである。