じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 海外で見た虹3景。  ↓の関連記事参照。


2019年6月28日(金)



【連載】

チコちゃんに叱られる!「虹を見るには」「プリンの3連販売」

 6月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の話題。ちなみに、この番組は毎週金曜日の19:57〜20:42が本放送、翌土曜日の8:15〜9:00が再放送となっているが、6月21日は2018年9月7日の回の再放送、6月28日は陸上競技の中継となっていた。この種の人気番組が3週間にわたって実質休止となっているのは珍しい。何かあったのだろうか。

 さて、今回とりあげられたのは、以下の4つの疑問であった。本日はそのうちの1.と2.を取り上げる。
  1. 虹を見るにはどうすればいいの?
  2. なんでプリンは3個で売っている?
  3. 「世界一小さい動物ってなに?」
  4. 飛行機は、なんで白なの?
 まず1.であるが、番組によれば、虹が見られる条件は以下の3.つであるという。
  1. 雨と晴れの境目に立つ。
  2. 影ができるほどの太陽の強い光を背負う。
  3. 自分の影が見える方向の空を見る。
 じっさい、雷雲が急速に移動して雨が止み強い西日が差し込んだ時や、冬型で北側の山々に上に雪雲がかかっている時など(例えばこんな感じ)は、かなりの確率で虹を見ることができる。

 とはいえ、色鮮やかではっきりとした虹を見られるチャンスはそれほど多くはない。私の生涯では10回程度といってよいかもしれない。

 次の2.のプリン3連売りの話題であるが、番組で正解とされたのは、

●お父さんが食べないから

であり、こちらのサイトにも、
プリンは当時、嗜好性の高いものということで、家族みんなで食べるものではなかったようです。そのため、お父さんがいないとき、子ども2人とお母さんの3人で、おやつに食べることが多かったようですね
という、森永乳業・広報IR部の方の見解が紹介されていた。

 これに対して、
  • ヨーグルト:(4人)家族みんなで食べるので4連
  • 納豆:単身者が賞味期限までに食べきれるように3連
  • ウインナー:小分けにしたほうが鮮度が保てるので2袋セット
  • 焼きそば:一般家庭のフライパンのサイズで一度に調理できるよう3人前サイズ
  • もずく:3個セットが10社、2個セット3社、4個セット1社、1個は1社
などとなっていた。

 もっとも、上記はかなりいい加減で、後付けの説明であるように思う。そもそも家族の人数構成はマチマチであって、4人家族が最多というわけでもない。厚生労働省の「国民生活基礎調査の概況」によれば、日本の世帯人数別世帯数は1人世帯と2人世帯が急増しており全体の6割を占め毎年増え続けている。発売当初は4人家族が多かったとしても、それだけが理由で(お父さんを除く)3人のために3連セットになっていたとしたら、4人世帯が減った現在では、今は売れなくなっているはずである。

 けっきょく、この種の問題は企業の販売戦略にかかっている。単体販売の価格より、3連や4連のほうが単体価格より値引きしてよく売れるならば、企業としては増収に繋がる。売れ行きを見ながら、いちばんよく売れるタイプが造られ続けており、よく売れる原因は複合的である、としか言いようがない。

 次回に続く。