じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 10連休4日目にあたる4月30日は、家族・親戚と一緒に下関を観光した。まずは、昼食をとりに唐戸市場へ。唐戸市場は1924年、魚市場が阿弥陀寺町から移転して「唐戸魚市場」として発足。現在の施設は、2001年4月25日に下関市立しものせき水族館(海響館)の整備などとあわせたウォーターフロントの再開発事業により現在地に移転、観光の要素を寄り強め、魚介類を中心とした総合市場として今に至っているとのことであった。

2019年4月30日(火)




【小さな話題】下関と門司

 上の写真にもあるように、10連休4日目の4月30日は、下関を観光。下関は、学生時代に火の山ユースホステルに泊まった程度で、本格的な観光は今回が初めてであった。

 以前に視たNHKブラタモリによれば、関門海峡はもともとは「下関海峡」と呼ばれており、交易の中心は下関側にあった。しかし筑豊炭田からの石炭積み出しの基地として、門司側が開発された。その後、海峡のあいだは船で行き来しており最盛期には1日53往復にもなったが、船による運搬には限界が生じ、その後、関門トンネル(鉄道用、車用)が建設されたという。

 関門海峡の門司側は、以前に何度か訪れたことがあったが、名前の通りレトロな建物があり、明治以降の発展の雰囲気が感じられた。

 いっぽう、今回訪れた下関側は、英国領事館などのレトロな建物、壇ノ浦の合戦や耳なし芳一ゆかりの赤間神宮、長州藩の砲台(復元)などもあるものの、ウォーターフロントの再開発事業もあって全体として新しく、観光対象も上掲の唐戸市場のほか、水族館、「はい!からっと横丁」というように近代的な施設が対象となっているように思えた。

 今回は利用していないが、下関と門司の間には連絡船が片道400円、日中は20分おきで運航している。下関側は下関駅と乗船場が少し離れておりしかも渋滞が多いため、門司港駅から往復するほうが便利かもしれない。