じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡大構内の紅葉もそろそろ終盤になってきたが、葉っぱが落ちて枝だけが残る中、幹や枝に巻き付いたツタの紅葉が目立つようになってきた。もっとも、ツタは繁殖力旺盛で放っておくと幹全体を覆い除去が難しくなる。
 写真左はソメイヨシノ。画面中央から右に伸びている枝についている赤い葉はツタ。写真右はクスノキの幹に張り付いたツタ。樹皮にくいこんで伸びていくので早めに除去したほうがよい。

2018年11月16日(金)



【小さな話題】

図書返却進む

 在職時に研究費で購入した図書は原則として図書館の備品扱いとなる。「研究室貸出」という形で定年まで手元で保管することができるが、定年退職時にはすべて返却しなければならない。

 私の場合、退職時に409冊+α(αは退職前の数ヶ月に購入して登録作業が終わっていない本10冊前後)が研究室貸出となっていたが、特命教授を拝命したため、引き続き貸出が認められていた。そうは言ってもいつまでも保管するわけにはいかないので少しずつ返却を進め、11月16日時点では残り248冊となった。このところ毎日、5〜6冊ずつのペースで図書館に返却本を運んでいる。

 退職直後は、そのうちじっくり読もうと思って残しておいたものの、半年以上経ってみるとじつは殆ど読めていないことに気づく。このペースでは、1年に5冊として、全部読み切るまでに50〜80年もかかってしまう。余命から考えてそんなにたくさんは読めないし、時間があったとしても、読む気力自体が失われていくに違いない。

 そこで思い切って、特命教授として担当する言語行動論関連の図書以外は、スキナーの古典であれ、応用行動分析の最新書であれ、すべて返却することにした。心理学概説などの教材で使っていた、心理学他分野の専門書、マズロー、エリクソン、アドラー、あるいは社会構成主義、心理学方法論などの本もバッサリと返却することに決めた。

 もちろん、いったん返却したからといって、その気になれば再び借り出すことはできるのだが、さて、そこまで気力があるかどうか。