じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 昨日に続いて、金星とスピカの接近の写真。2つの星は肉眼ではっきり見えていたが、金星のほうが遙かに明るいため、デジカメで両方を撮るのは難しい。今回は、スピカが写るように高感度で撮ってみたが、案の定、金星のほうが明るく写りすぎてぼやけてしまった。

2018年11月14日(水)



【小さな話題】

津山、初観光の印象

 11月14日、早めに昼食をとってから津山線経由で、鶴山公園(津山城)、衆楽園、城東町並み保存地区を徒歩で観光した。

 津山は、奥津(奥津温泉、森林公園、恩原)、大山や蒜山観光の際に何度も通過しているが、津山自体を観光目的で訪れたのは今回が初めてであった。

 まずは、交通機関のメモ。
  • 往路:11時11分法界院発、12時13分津山着 1140円 56.4km
  • 帰路:15時54分津山発、16時59分法界院着 1140円 56.4km
 津山線利用の場合、快速列車の本数が限られており、岡山からの日帰り観光では上記が妥当なところではないかと思う(岡山発津山行きの快速「ことぶき」は、岡山発6時35分、9時42分という早い時刻にも出ている。)

 所要時間が1時間、片道1140円というのは、たまに出かけるには良いが、気軽に何度も出かける場所としては時間もお金もかかりすぎるように思う。もっとも、東京近郊に住む人たちであれば、例えば、中央線・高尾から東京駅までが特快で1時間ちょっと、運賃918円で大差ない。津山から岡山まで通勤・通学している人もいるので、考え方しだいかもしれない。

 なお、岡山・津山間には路線バスも運行している。こちらによると、岡山駅西口と津山駅の所要時間は1時間半、運賃は800円となっている。渋滞もあるので私は好まないが、運賃が340円も安くなるのは魅力的。

 さて、観光地としての津山の印象だが、まず、鶴山公園(津山城)は、規模、景観ともなかなかの絶景であった。もっとも、期待していたモミジ(楽天版の11/15日付け以降に写真掲載の予定)のほうは、茶褐色の葉っぱが多く、肉限では鮮やかさはイマイチであった(デジカメでは撮影モードの設定次第で綺麗に写ることもある。) 11月18日から25日まで「津山城もみじまつり」が行われるそうだが、各種イベントを楽しむならともかく、純粋にモミジだけを観るという目的で出かける人にとっては少々物足りないのではないかと思われた。

 津山城からは裏門を通って、衆楽園(旧津山藩別邸庭園)に行ってみた。ここはなんと入園無料。岡山後楽園や栗林公園などに比べるとはるかに規模は小さいが、庭の大半を池が占めており、その池に映る青空や白い雲が素晴らしかった。こちらの写真も楽天版に掲載する予定。

 衆楽園からは中央公園、津山城の東側の川(宮川)沿いの道を通って城東町並み保存地区を歩いてみたが、基本的には観光地というより生活の場であり、古い家と新しい家が混在しており、町並み保存というほどには整備されていないように見えた。といっても、整備を進めたところで、観光客を呼び込めるほどの目玉になるのかどうかは分からない。

 なお、津山駅からは、津山線の本数は少ないものの、大阪、京都、東京方面へのバスも運行している。中国道が貫く津山では、大阪方面に出かけるには、津山線・新幹線経由よりも高速バス利用のほうが安くて便利という特長がある。目玉となる観光資源をさらに整備すれば、近畿圏からの観光客や訪日外国人を大量に呼び込める可能性があるように思われた。