じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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定年退職後の昼食は、しばらくの間は自宅でとっていたが、最近、ふたたび、大学の生協食堂を利用するようになった。もっとも、日々の昼食代は、写真の6回分で、561円、582円、513円、453円、582円、685円となっていて、年金生活者としてはかなりの負担になっている。(但し5ポイント還元になっているので、500円の食事で実質的に25円ほどの割引となる。)


2018年5月16日(水)


【小さな話題】

自動運転の限界

 車の自動運転の話題が毎日のように取り上げられているが、私自身は懐疑的であり、実用化できる範囲は交通量の少ない郊外地域に限られるのではないかと思っている。自動運転技術がどこまで発展しているのかについては何も情報を集めていないが、少なくとも以下のような点は人間が運転しないと難しいのではないかと思う。

 まず、側道から本線に進入したり、駐車場から道路を横断して右方向に進むような場合、渋滞の列に並んでいる車の運転手の厚意によって割り込ませてもらうことが少なくないが、自動運転車では、そうしたコミュニケーションをとることができない。まして、相手方も自動運転車であれば他者に配慮するようには設計されていないだろう。(もっとも、無理やり割り込もうとすると、自動運転車は衝突を避けて停車するので、それを悪用してドシドシ割り込む車が出てくるかもしれないが。)

 次に、速度制限への対応がある。日本国内では通常、高速道路では100km/h、一般道では60km/hの制限速度が設定されているが、実際に高速道路を走っていると、周囲の車がみな110km/h、80km制限の中国道などでも100km/h近いスピードで走っていることがある。自動運転車の場合、あくまで制限速度を守るのか、それとも状況によってはそれ以上のスピードを出すのだろうか? 後者の場合、もしスピード違反でつかまった場合、反則金は誰が払うのかという問題がある。

 このほか、例えば追い越し禁止の片側一車線の道路で、前の車が人を下ろすために停車したとする。この場合、後続の自動運転車は、前の車が動き出すまで待ち続けるのか、それとも対向車がいないことを確認した上で、対向車線を通って先に進むのだろうか。このあたりも、運転者の状況判断なしには決定できないように思われる。

 もう1つ別の問題として、自動運転に頼ってばかりいると、所有者自身の運転技術はペーパードライバー並みに未熟化する。万が一自分で運転しなければならなくなった時に、安全に走行できるかどうか、このことによる事故が多発するのではないかと懸念される。

 現時点で自動運転技術が応用できそうなのは鉄道であろうと思う。特に、踏切のない地下鉄や高架鉄道であれば運転士ゼロでも構わないのではないか。(←現に、無人運転している電車やモノレールは登場している。)

 自動運転技術は便利さばかりを提供するとは限らない。軍事利用や、テロに悪用される恐れも充分にある。自動運転の戦車どうしで戦争するなら兵士は死ななくて済むだろうが、いずれこうした技術を悪用して世界征服をたくらむ国が登場、結果的に世界戦争、人類滅亡の道をたどることにもなりかねない。