じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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子どもたちが小さい頃に活用した『MYおかやま 岡山のんびりランド探検BOOK』(1990年発行、山陽新聞社出版局編集、ISBN4-88197-322-3)。赤枠で囲んだところは実際に訪れた公園・施設。 ↓の記事参照。


2018年5月12日(金)


【小さな話題】

四半世紀後の自然公園、プレイランド

 書棚を整理していて『MYおかやま 岡山のんびりランド探検BOOK』という本が目にとまった。子どもたちが幼稚園〜小学生の頃は、この本を頼りに県内のいろいろな公園を訪れたものである。当時はインターネットの情報が殆ど無かったため、県内の公園・施設の情報は殆どこの本に頼っていた。そういう意味では、私や家族の人生に大きな影響を与えた一冊と言ってよいかと思う。

 上掲の画像で赤枠で囲ったところは実際に訪れたことのある公園・施設である。頻度が高かったのは、半田山植物園、龍の口グリーンシャワー公園、吉備路、岡山県立森林公園、21世紀の森、鬼ノ城、はるみの丘、吉備高原ニューサイエンス館、RSKバラ園あたりであった。

 四半世紀後に改めて一覧を見ると、今も殆ど変わらない施設もあれば、すでに閉鎖されたところもある。
  • 「半田山植物園」は、西の谷公園、西側斜面、温室などいくつかのエリアが改修されているが、全体の配置はそれほど変わっていない。根を下ろした植物が主人公なので、月日が経ってもそんなに大きく変わるものではないだろう。
  • 「龍の口グリーンシャワー公園」は国有林内にあったが、公園として借り受けていた岡山市が資金難から管理をとりやめ、現在は「龍ノ口グリーンシャワーの森」に改称された。岡山市が設置していた東屋や展望台は撤去されているが、ハイキングコース自体は昔と変わっていない。
  • 「岡山県立森林公園」は、殆ど変わっていない。
  • 「子供の森」も、北側に大きなマンションが建てられたことと、池の水が無くなったこと以外は大きくは変わっていない。なお、紹介ページの「周辺見どころ味どころ」に「スペイン広場」というのがあるが、今でも同じ建物が残っているものの、単なるお店や食べ物屋の集まりになっていてスペインとは関係なさそうに見える。
  • 吉備高原ニューサイエンス館は、2009年3月に閉鎖。こちらに関連記事あり。賀陽IC利用時に何度か通りかかったこともあるが、建物は閉鎖されたままで活用されている形跡はない。
  • 「ブリッジランド(瀬戸大橋架橋記念館)」は2010年3月に閉館。現在は「倉敷市児島市民交流センター 交流棟」として活用されているという。こちらに関連記事あり。
  • プレイランド系の施設は約半数が閉鎖、もしくは縮小されている。
    • 京山ロープウェイ遊園はすでに閉鎖(1998年8月30日の日記参照)。
    • 王子ファンシーランドについては、こちらの記事の通り。
    • 吉備の郷ワンダーランドは1996年に閉鎖(こちらに関連記事あり。なお、リンク先に記されている「朝霧温泉ゆ・ら・ら」は2012年に営業を終えている。)
 以上ざっと見渡した限りでは、施設の維持にお金のかかるプレイランド系は、長期間の存続が難しいようである。上掲の本の刊行後に開園した倉敷チボリも結局11年で消滅している。いっぽう、「鷲羽山ハイランド」や「ヒルゼン高原センター」などは、私自身は一度も訪れたことがないが、私が岡山に来る前から営業を続けており、よく頑張っていると思う。池田動物園は、少し前のローカルニュースで、赤字に苦しみながらも集客のために工夫を重ねていると聞いている。

 なお、上掲の本に掲載されていないところでよく訪れた施設としては、岡山県自然保護センターがある。ここには1991年11月の開園当初から何度も通った。今でもさまざまなイベントをやっており、私も機会があれば参加したいと思っているが、まだまだ時間的余裕がない。