じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 世界三大黄金像の1つに数えられる(←長谷川が勝手に選定)大黒天像を擁する「ラ・ムー岡山中央店」の開店まであと一週間となった。同じ場所にあるユニクロ・岡山岡北店西松屋・岡山岡北店が一足早く4月20日からオープンとなったため、敷地内から大黒天像を拝むことができるようになった。

2018年4月20日(金)


【思ったこと】
180420(金)東京都独自の受動喫煙対策条例と、新大阪駅構内の飲食店での受動喫煙被害

 4月21日朝のNHK「おはよう日本」によると、東京都は受動喫煙対策を強化するための都独自の条例案の骨子をまとめた。概要は以下の通り【長谷川による要約改変あり】
  1. 飲食店では、従業員がいる場合、店の規模にかかわらず原則、禁煙にする。
  2. 都内の飲食店のおよそ84%が規制対象となる。
  3. 規制対象の店でも喫煙専用の部屋を設けた場合は、喫煙を認めることにしていて、都は改修や整備にかかる費用の一部を補助する。
  4. 幼稚園や小中学校、高校などでは敷地内を禁煙にして屋外の喫煙場所の設置も認めない。
  5. 喫煙可能な場所への未成年の立ち入りを禁止、禁煙教育の強化なども盛り込まれている。
  6. 都は、この骨子をもとに都内の自治体などと調整して最終的な条例案をまとめ、ことし6月の都議会への提出を目指す
 以上の概要について簡単にコメントさせていただく。
  • まず、1.は、従業員の受動喫煙被害を守るためにゼッタイに必要であると思う。喫煙擁護者の中には「タバコの煙を嫌がらない従業員だけ採用すればいい」などと勝手なことを言っている人もいるが、それでは、非喫煙者に対する就職差別になってしまう。また現実には、生活が困っている人たちは、受動喫煙被害に耐えながら従業員として仕事を続けざるを得なくなる。
  • 3.については若干異議がある。喫煙専用の部屋を造るというのは、有害な依存物質を吸引する場所を提供するということであり、そうした健康を害する施設の設置のために都民の税金を充てるというのは間違っている。どうしてもそういう施設を造るというなら、JTから設置費用を徴収すべきである。
  • 4.については、大学にも適用すべきである。じっさい、新入生の圧倒的多数は非喫煙の未成年者であり、喫煙所のあるような大学では入学後に喫煙習慣を身につけやすい。ちなみに岡大では、昨年度頃から一部の幹部教職員たちによって、自分たちの喫煙依存の利便性をはかるための喫煙所設置が画策されているようだが、果たしてどうなることか。一近隣住民としてその陰謀を注視していきたいと思っている。

 ところで、先月のことになるが、新大阪駅構内の神戸南京町由来の飲食店でラーメンを食していたところ、近くに座っていた中高年ビジネスマンが濛々と煙を燻らせながら喫煙を開始、私自身も受動喫煙の被害を受けてしまった。こんな場所で喫煙するとはトンデモないヤツだと怒鳴りつけてやろうかと思ったが、よく見るとテーブルの隅には灰皿が置かれあることに気づいた。中高年ビジネスマンからは、灰皿が置かれてある以上喫煙するのは当然の権利であると主張されるかもしれないが、周囲をちゃんと気遣うことのできる「紳士」であるなら、灰皿が置かれていようと禁煙の表示があろうと、こんな場所で有毒有害な煙を排出しようとは思わないはずである。もし私が地獄の閻魔大王であったなら、この男性がタバコ由来の疾患でお亡くなりになって最後の審判の場に連れてこられた時には、本人がいくら善行をアピールしたとしても、新大阪駅構内の飲食店で有害有毒な煙をまき散らしたというこの一点をもって、地獄行きを命じることになるだろう。ま、閻魔大王の力を行使してもしなくても、この男性がCOPDにかかればどっちにしても地獄の苦しみを味わう運命にあるのだが。