じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 8月2日の午後は、最高気温34.2℃の炎天下、8月5日のオープンキャンパスに向けた環境整備作業が行われた。私自身は、文学部南西側の芝地の草刈り、西出入口付近のナニワイバラとダンチクの剪定、西側駐車場北東端にあるゴールドクレストの剪定などを行った。定年退職前の最後の作業となるため、来年度以降しばらくは不都合が起きないように、強めに剪定しておいた。


2017年8月3日(木)


【思ったこと】
170803(木)行動分析学の用語統一議論(4)行動、スケジュール、ルール支配行動

 こちらのリストには、さまざまな訳語の不統一が挙げられているが、私自身は、昨日取り上げた「好子か強化子か」、「嫌子か弱化子か」以外については特に強い意見を持ち合わせていない。ちなみに、その中の、「弱化」は、8月1日に引用したように、杉山ほか(1998、私家版1993)で、「好子」、「嫌子」とともに新しく提案された訳語であった。「好子」と「嫌子」の普及度はイマイチだが、「弱化」はかなり広範囲に使われており、「弱化子」という「新訳語」もそこから由来しているという点は興味深い。その背景には、元々の訳語「罰」がさまざまな点で誤解を生み、行動分析学の普及を妨げている可能性があったためと思われる。もっとも、英語の入門書では、相変わらず「punish」が使い続けられているようである。

 リストをアルファベット順に見ていくと、いまでは当たり前のように使われている用語についても検討対象になっていることが分かる。9.の「behavior=行動」については、中国語では「行為」のほうがふさわしいという話を聞いたことがあった(こちらの写真参照)。ま、日本語では今さら変更する必然性はないように思う。

 「schedule」にカタカナ語「スケジュール」をあてるのも、いまではすっかり定着してしまった。強いて日本語に置き換えるならば「配合」、「配置」などとなるが、いずれも反応と無関係に設定されているようなイメージを与えてしまう。実際には、反応の比率や時間間隔に基づいて設定されているため、それら両方を含める呼称としてはカタカナ語のままのほうが誤解が少ないように思われる。

 「ルール支配行動」については、「支配」という言葉が命令に基づいていやいや行動させられているというような印象を与えているため、できれば別の訳語の置き換えたほうがいいとは思う。すでに使われている「ルール制御行動」でもいい。「ルール利用行動」や「ルール依存行動」では別の誤解を生むか?

 次回に続く。