じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2017年3月のウォーキング総括と脳年齢チェック。  2017年3月は、総歩数40万0763歩、1日あたり平均1万2928歩となり基準の1万2000歩を上回った。 ※図1はいつもの通り、毎日の歩数を少ない順に左から並べたもの。左端の落ち込みは、その月に何らかの事情で歩数が少なかった日があることを示す。右端はその月に最も多く歩いた日の歩数。グラフが12000のあたりで水平になっているほど、毎日の歩数がほぼ安定していたことを意味する。  2017年3月は31日間のうち28回、1日あたりの歩数が1万歩以上となった。また1万2000歩以上を達成した日数は22回であった。最も少なかったのは3月31日の3030歩であったが、これは九州方面への移動日にあたり、長時間の車の運転により歩数が減少したためであってやむを得ないことと言える。  脳年齢チェックのほうは、40歳未満という判定を受けた日数は31日中26回、30歳未満が5回あり、また中央値は35歳で、11月の43歳、12月の41歳、1月の38歳、2月の36歳よりさらに「若返って」きた。グラフでも、3月の折れ線が最も下に下がっており、過去3ヶ月で最も若いレベルに達していることが見て取れる。といってもそろそろ限界。4月にこれ以上の向上を達成できるかどうかは微妙。

2017年4月3日(月)



【思ったこと】170403(月)関係フレーム理論をめぐる議論(2)

 昨日に続いて、

Gross, A.C.,& Fox, E.J.(2009). Relational frame theory: an overview of the controversy. The Analysis of Verbal Behavior, 25, 87-98.

のメモと感想。この総説論文では、関係フレーム理論に対する批判の論点とそれらに対する関係フレーム理論推進者側からの反論を以下のようにまとめている。【長谷川による要約、改変】
 まず批判としては、

(1)関係フレーム理論は、スキナーの言語行動理論の焼き直しであり、新理論というべきほどのパラダイムシフトではない。
(2)関係フレーム理論は、既存の行動原理(刺激制御、般化、複合的な行動連鎖)で説明できる。
(3)関係フレーム理論はルール支配行動の原理で説明できる。
(4)関係フレーム理論は、集合論と記号論理学の組み合わせで説明できる。
(5)関係フレーム理論が提唱する相互的内包、複合的(相互的)内包、刺激機能の変換は、Sidmanらの反射性、対称性、推移性、および刺激機能の変換の焼き直しであり、新しい情報を提供するものではない。

 これらに対する関係フレーム理論側からの反論としては、以下の通りである。

(1)関係フレーム理論において恣意的に適用可能な関係反応という観点からの言語行動の再定義している点は、スキナーの言語行動理論の根本的修正であり、新しい理論と言える。
(2)行動連鎖がなくても関係反応は発達する。それ以外の微視的レベルでの反論についても実験的証拠は得られていない。
(3)&(4)関係フレーム理論は、ルール支配行動や記号論理学ではなく、行動の基本原理によって説明されるべきものである。
(5)Sidmanは、刺激等価性現象の簡潔な記述に徹しており、その説明を目ざしたのが関係フレーム理論


次回に続く。