じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



03月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る


 岡山市からシルバーカード(誕生日以降使用可)と「生涯現役支援」、「介護予防教室」、「悪徳業者によるトラブルに遭わないための注意喚起」のパンフが送られてきた。私の誕生日は10月であるが、事務作業の効率化のためか、2017年度中に65歳に達する市民に一斉に郵送されたものと思われる。このカードを提示することにより、半田山植物園、美術館、市民屋内温水プールなどを無料で利用することができる。無料サービスはありがたいが、その分、余命期間が少なくなってきたことを実感。

2017年3月31日(金)



【思ったこと】170331(金)定年退職まで残り丸1年

 このWeb日記で何度も書いているように、私のように年度サイクルで生活している者にとっては、3月31日が実質的な大晦日、4月1日が元日ということになる。

 こうして、4月1日から3月31日で毎年、年度計画を立て、その年度の役回りをこなして1年間を過ごしてきたが、2017年度はいよいよ現役生活最後の1年間となった。

 最後の1年間といっても特段、仕事が増えるわけでも減るわけでもないが、それぞれの日付における生活は二度と繰り返されないという点で大きな違いがある。もちろん年度ごとの差違はいろいろあるが、例えば4月の平日であれば新入生向けの各種行事、授業開始などがあり、8月に入れば夏休み開始やオープンキャンパス、1月になると卒論指導追い込み、2月には卒論・修論・博論の査読・審査や入試など、毎年スケジュール通りに仕事をこなしてきた。紀要論文の締め切りなども、毎年10月上旬と翌年4月上旬というように投稿期限が決められていて、締め切り間際になると慌ただしくなる(←じつは、今回も4月7日締め切りに向けて四苦八苦している最中)。

 ところが、来年度になると基本的に職務に拘束されることはなくなり、平日と休日の区別や、夏休みや冬休みの時期かどうかということは殆ど意味をなさなくなる。(←旅行の際の混雑度や施設の休館日などに影響がある程度。)

 心理学概説の授業で「錯視」の話をするのも、教養教育で「随伴性」の話をするのも、今回限り。すべての回が最終講義ということになる。

 もちろん、いつの時点も一期一会であって繰り返されることはありえないが、来年度からの生活スタイルが根本的に変わることは不可避であり、悔いの無い1年間を送るように心がけていきたい。