じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 Gポイントゲームの中の「脳年齢チェック」と「詰将棋(脳トレパズルの1つ)」を毎日必ず実行しているところであるが、最近になって「ポイントリバーシ」という新しいゲームが追加された。ルールは「オセロ」と同じ。AIが相手といってもそれほど強くない。↓の記事参照。

2017年1月21日(土)




【思ったこと】
170121(土)「ポイントリバーシ」と最近の「オセロ」

 ↑にも述べたように、最近、Gポイントのゲームの中に「ポイントリバーシ」が加えられ、認知症予防に役立つかもしれないと久しぶりに遊んでみた。ちなみに「オセロ」は商標になっていることから、「リバーシ」と商標にかかわるトラブルを避けるために呼ばれることもある。ウィキペディアによると、1973年のオセロ発売当初、オセロの商標だけでなくオセロの形式(8×8の緑盤、黒白のひっくり返す石等)は意匠権があったが、20年の期限が切れた現在、商標を除けば他メーカーでも同様のゲームを販売することは可能となっているという。

 オセロは、仮に盤面のどこにでも石を置けるとしても60!(階乗)通り、実際には、相手の石を裏返せる場所にしか置けないので、多めに見積もっても10の60乗通り程度の置き方しかない。にも関わらず、現時点では最善手順は解明されていないという。(ウィキペディアによると、盤の大きさが4×4あるいは6×6のケースについては全て計算されており、例えば6×6のケースについて双方が最善の手順を取った場合、16対20で後手が必勝となることがその手順とともに解明されている。) また、最善手順は不明とはいえ、「無料オセロアプリケーションであるゼブラはパソコン及びスマホで利用できるが、極めて強く人間で勝てるのは世界チャンピオンクラス以外は存在しない。」であるという。確かに、オセロというのは終盤に打てる場所が限られているので、終盤時点から、あらゆる場合を尽くせば、コンピュータのほうがミスをせずに勝てるはずであろう。

 オセロのバリエーションとしては、オセロ開発者の長谷川五郎氏による10×10オセロ(「グランドオセロ」)、そこから隅を切り落とし、八角形状にして8つの隅を持つ「エイトスターズオセロ」などがあるという。「エイトスターズオセロ」についてはオセロ連盟による名人戦が開催されているようだ。このほかスカイゲストというのも興味深い。

 私自身もいくつかバリエーションを考えたことがある。

 まずは、平面ではなく3次元に石を配置する立体オセロ。どうせ誰かが考案しているだろうと思って検索したが、3次元方向のオセロではなく、単に、立体的に見えたり、円盤状の石の代わりに立体型の駒を使ったゲームばかりがヒットした。ま、現実問題として、立体状に石を並べて対戦することはなかなか難しいとは思われる。(立体四目並べというのは聞いたことがあるが。)

 次に思いついたのは3人オセロ。もっともこれはすでに考案されていた。問題があるとすれば、プレーヤー3人のうち2人が派閥を作れば残りの1人は勝ち目が無さそうということ。「2人で対戦しつつ、いずれのプレーヤーも赤石を置くことができる」というルールにしたら面白いかもしれない。

 けっきょく、この種のゲームのバリエーション自体はいくらでもできる。ゲームとして楽しめるためには、単に場合を尽くすための計算力に依拠するのではなく、なかなか思いつかないような奇手・妙手が発見できることにある。そういう意味ではやはり詰将棋はよくできている。詰め将棋は、場合を尽くすのではなく、出題者の意図を読み取り、詰みとなる手を妨害している駒をどう動かすかを考えると(初級・中級問題レベルであれば)速く解ける。詰め碁も同様。