じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 健幸ポイント参加後2年間の、筋肉率、体脂肪率、体重の推移。↓の記事参照。

2017年1月6日(金)




【思ったこと】
160106(金)健幸ポイント2年間の個人的成果(2)

 昨日の日記で、健幸ポイント参加後、ウォーキング歩数を順調に増やし、16ヶ月連続で基準値の1日平均1万2000歩を上回ったことについて述べた。

 この歩数は、「やる気」とか「根性」によるものではない。望ましい行動(この場合は1万2000歩のウォーキング)を日常生活習慣にいかに組み込むかという工夫によって達成されたものである。

 私の場合、自宅から職場までを徒歩通勤にすると、片道3500歩ほどが確保できるので、往復で7000歩。くわえて日中の職場内での移動(教養教育科目担当日は一般教育棟構までの往復で3000歩くらいが確保できる。それ以外の日もおおむね1000〜200歩)があり、通常帰宅までに平均9000本前後が達成できる。夕食後に3000〜4000歩の散歩をすることで、平日は無理なく1万2000歩以上を維持することができた。

 いっぽう、休日には、近隣の半田山植物園に出かけたり、最近では、津山線沿線を歩くという企画を始めたりすることで日中の歩数を6000〜9000歩程度確保することに成功した。これらは、季節の花や紅葉を楽しんだり、徒歩で津山線全区間を歩くといった別の達成感により強化されている。

 ということで、今後も、体調を崩さない限りは、もしくは相当程度高齢にならない限りは、毎日1万2000歩は維持できるものと思われる。




 もっとも、1日平均1万2000歩のウォーキングが健康増進にどの程度役に立っているのかはイマイチ分からない。上の画像は、健幸ポイント参加後2年間の、体脂肪率、筋肉率、体重の推移を示したものであるが(左が2015年、右が2016年)、体脂肪率や筋肉率については、2年間を通じて特段の変化は見られていない。体重のほうは2年目のほうが若干減少しているものの、10月〜12月の体重は2015年と2016年で殆ど変わっていない。なお、これらの体重は、公民館で着衣のまま測定しているため、薄着である夏場のほうが低い値を示すことがあり、あまり信用できない。

 では何か良いことがあったのかと言えば、可能性としては以下の点が挙げられる。といって、偶発的な要因もあるし、主観に基づく部分もあるので、確かとは言えない。
  • 風邪をひきにくくなった。
  • 風邪をひいても早期に回復。
  • 時たま長距離を歩いても、翌日に筋肉痛にならない。
  • 5階程度の階段を早足で上っても息が切れない。

 いずれにせよ、この種の取り組みを成功させるには、行動目標の達成が重要である。生理的な指標の変化に一喜一憂していると、望ましい行動は強化されない可能性がある。これは、成果主義の功罪でも当てはまることであり、例えば、営業社員の場合、1日何件の契約をとれたかという成果だけで評価してしまうとストレスが蓄積する恐れがある。そうではなくて、とにかく、何件回ったか、そこで宣伝項目のうちいくつを伝えることができたのか、といった行動目標を立ててそれを達成したときに(実際の成果の有無にかかわらず)強化していくことが肝要。スポーツ選手の場合も、具体的な練習をこなした時に強化されるようなメニューを組み立てていく必要があり、目先の競技成績に一喜一憂してはならない。