じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 梅雨前線が北上し、太平洋高気圧が南から張り出してきたため、岡山では一時的に真夏並みの暑さとなった。7月2日の最高気温は34.2℃まで上がりほぼ猛暑日。翌日7月3日の最低気温のほうも24.5℃で、ほぼ熱帯夜となっている。

 岡山ではこれに加えて、夕暮れ時の暑さが続く。7月2日19時の気温は31.8℃となり全国一の暑さとなった。

2016年07月02日(土)


【思ったこと】
160702(土)USBメモリから再びポータブルHDDへ

 2年前の3月下旬に「さらばポータブルHDD」と書いて以来、自宅と研究室のデータのやりとりはもっぱら、大容量のUSBメモリ(最初は16GB、のちに32GB)を使っていた。ところが、6月下旬、出勤時に研究室のパソコンにUSBメモリを差し込んだところ【電源アダプターつきのUSBハブを使用】、「アクセスできない」というエラーが出て全く認識しなくなってしまった。

 少し前にも同じエラーが出たことがあり、その時は、別のノートパソコンに差し込んだところ、ちゃんと認識。その後、再びデスクトップでつないでもちゃんと認識できるようになった。しかし、2回目にエラーが出た時は、どのパソコンでもアクセスできず、フォーマットのみ可能という状態になっていた。

 私の場合は幸い、出勤前に自宅パソコンのほうでバックアップをとっているので、失われたデータは1つも無かったが、自宅に戻る時間が無いため、その日の授業で使用する予定の教材ファイルの一部を再度作り直す手間が生じた。

 いくらバックアップをとっているとはいえ、いろいろな重要データ保存してあるUSBメモリが一瞬にしてアクセス不能になるというのはまことに不便。そこで、これを機会に、USBメモリに代えて、再び、ポータブルHDDによりデータファイルの持ち運びをすることに決めた。

 もっとも、ポータブルHDDをしばらく使っていたところ、またまたエラーが発生。前日〜翌朝に作ったファイルを研究室のパソコンで読み込もうとすると、「ファイルが壊れている」といったエラーが出たり、「このドライブでエラーが検出されました。データが失われないようにするには、このドライブを今すぐ修復してください」といったエラーが出るようになってしまった。

 そこで、以前の教訓を生かし、まず、電源アダプターつきのUSBハブを、最大2.1A出力ポート搭載のUSBハブに取り替え、その2.1A出力ポートに接続することにした。

 もう1つ、

「PC」→「当該ドライブのプロパティ」→このドライブ上のファイルに対し、プロパティだけでなくコンテンツにもインデックスを付ける」

というところにデフォルトでチェックが入っていたのでこれを外した。専門的なことは分からないが、このチェックが入っていると、2台のデスクトップそれぞれで使用するインデックスファイルに齟齬をきたすことがあり、それがエラーの原因になっているのではないかと考えたためである。【ちなみにこのチェック欄は、USBメモリのプロパティでは存在しない】

 これらの対応措置のあとは、これまでのところ、「ファイルが壊れている」といったエラーは出なくなった。

 なお、「このドライブでエラーが検出されました。データが失われないようにするには、このドライブを今すぐ修復してください」というメッセージに従って修復をした場合、当該ファイルは消失するいっぽう同一のディスク上に「found.xxx」というフォルダが生成されることが分かった。ネットで検索したところこちらに「found.xxx」の中身を閲覧する方法が記されていた。今後同じようなエラーが発生した時には、いつ、どのような状況で、どのようなファイルが修復対象となるのかチェックしていきたいと思う。




 最近では、クラウドサービスが普及しつつあることは知っているが、私の場合、大学のネットワークのほうが、メンテや何らかのトラブルにより使用不能になることがある。また、クラウドに習熟していないため、ヘタな使い方をすると個人情報を流出させてしまう恐れがあるような気がする。定年退職まで残り1年9ヶ月となった時点でいまさらクラウドによるバックアップに移行するつもりはない。

 もう1つ、USBからポータブルHDDではなく、大容量のSDカードを使用することも考えた。これならサイフの中に入れておくだけで持ち運びができる。最近では大容量のSDカードも安価で販売されており、容量不足という心配もない。しかし、念のため、一部のバックアップファイルをSDカードに移したところ、フォルダ、PDF、HTMLファイルなどの日付が、作成日の日付ではなく、コピーした時点の日付に置き換わってしまうことが分かった。これでは、古いファイルと加筆修正したファイルとの区別もできずきわめて不便である。但し、私が調べた限りでは、写真ファイルは撮影日の日付で表示されていることが確認できた。これは、最近のデジカメで撮影されたjpegファイルでは、「作成日時」、「更新日時」、「アクセス日時」のほか、「ファイルのプロパティ→詳細」のところに表示される「撮影日時」というデータが保存されており、ファイルを加工修正しない限りは、この「撮影日時」のほうが優先的に表示されるためではないかと思われた。

 SDカードのことは詳しく調べていないが、比較的寿命が短いという話も聞いたことがあるし、頻繁に文書ファイルの書き換えを行うような使用に耐えるかどうかはイマイチ不安。当面は、ポータブルHDDでのエラーの発生を抑える工夫をした上で、万が一に備えてバックアップをとりながら、日々の作業を進めていきたいと思っている。