じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 気象庁は2月14日、関東地方と、東海、北陸、中国地方で「春一番」が吹いたと発表した。岡山の記録は以下の通り。
  • 最高気温:準正常値で18.6℃(4月10〜11日の平年値)
  • 最大瞬間風速:17.2メートル
  • 最低気温:朝方は13℃台であったが、深夜にかけてぐんぐん下がり、この日の記録上の最低気温は24時に記録された9.5℃。
  • 72時間積算雨量は29.0ミリ

 写真は、12時台の大学構内。春一番にふさわしく、学内では生協主催と思われるキャンパスツアーが行われていた。個別学力試験前のこの時期になぜ?と思ったが、推薦入試合格者対象であったのかもしれない(未確認)。

2016年02月14日(日)


【思ったこと】
160214(日)『嫌われる勇気』(70)100分de名著(4)ライフスタイル

 昨日の続き。

 第1回放送の終わりのところでは「ライフスタイル」が取り上げられていた。アドラーはこの世界や自分をどう意味づけるのかを「ライフスタイル」と呼んだ。一般には性格という言葉が使われているが、持って生まれたもの、なかなか変えにくいというイメージがつきまとうため、それに代えて使われるアドラー心理学の鍵概念である【ウィキペディアの関連項目参照】。番組では、 。
  • 自分のことを自分がどう見ているか(自己概念)
  • 他者を含む世界の現状についてどう思っているか(世界像)
  • 自分および世界についてどんな理想を抱いているか(自己理想)
というように要約されていた。ライフスタイルは変えられないのではなく、変えないでおこうという決心をしている。まずはこれを取り下げることが必要だが、そのためにはライフスタイルを意識化する必要がある。アドラーは「3日あれば人間は変われる」と説いた、というところで1回目は終了した。

 ライフスタイルの話題は『嫌われる勇気』の第一夜(第1章)にも詳しく書かれているが、皆が皆、そんなにしっかりとした自己概念、世界像、自己理想を持っているのかどうかについては疑問を感じるところもある。少なくとも私の場合、自分のこどは活動の束程度にしか考えていないし(←そういう考えをもつこともライフスタイルの一種だと言われてしまえばそれまでだが)、世界像や自己理想については率直なところあまり関心がない。単に意識化できていないという指摘も成り立つかもしれないが、無いモノは無い、意識化ではなく後付けで捏造するだけではないかという気もする。

 あと「3日あれば人間は変われる」であるが、『嫌われる勇気』の243頁〜244頁には、「アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要となる」という記述もある。3日で変われるなら私でも間に合うが、「それまで生きてきた年数の半分」が必要であるとすると、私のような者は95歳にならないと変わることはできず、すでに手遅れで先に寿命が尽きてしまう(←死んでしまうことも「生き方が変わる」ことに含まれればまさにその通りであるけれど)。

 次回に続く。