じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 2月11日の岡山は一日中快晴となったものの、上空の寒気のせいか、飛行機雲が四方に伸びる珍しい光景が見られた【楽天版ご参照】。写真は、文学部中庭からみた飛行機雲のパノラマ写真。直線上に伸びている飛行機雲が歪んで、虹が架かっているように写っていた。

2016年02月11日(木)



【小さな話題】

先の見えない世界経済

 2月11日の祝日をはさんで、1ドルが一時110円97銭になるなど、為替相場に大幅な変動があった【2月12日07時時点では112円台前半】。ドル円相場は、昨年後半は120円前後で上下しており、115円以上の円高はあり得ないだろうとも言われていた。それが、2月9日にあっさりと115円を割り、さらに5円以上の円高になったというから驚きである。NY原油(ドル/バレル)は−1.24ドル安(-4.52%)の26.21ドルまで下落している。また、NYダウは254.56ドル安の15660.18、ヨーロッパやアジアの株式市場も大幅に下落し、MSCIオールカントリー世界指数の2015年5月の過去最高値からの下げ幅は20%を上回って弱気相場入りが顕著となった。2月11日に上院銀行委員会で半期に一度の証言を行ったイエレン議長は、「エネルギー価格の下落が続いている。いずれは下げ止まり、安定化すると思う。エネルギー安、ドル高が収まれば、インフレは加速に向かう。ただその正確な時期を予測することは難しい。」と述べ、予測不可能の状態にあることを認めた。

 2月12日のモーサテに登場したゲスト解説者の広木さんは、この原因は複合の悪材料にあり、また、ジョージ・ソロスの「再帰性」理論における「投資家判断」と「市場価格の変動」のスパイラルが悪影響をもたらしている可能性もあると説明しておられた。もっとも、「底なし沼はない」「明けない夜はない」として、いつかは回復するものの、その水準や時期は不明ということであった。

 私個人だけの立場から言えば、円高や原油安は海外旅行料金の値下げや燃油サーチャージ引き下げに繋がりありがたいという面もあるが、定年退職後の退職金運用のことなどを考えると全く無関心ではいられない面もある。




「Adobe Acrobat Reader DC」インストールの落とし穴

 パソコン起動時に無償のPDFリーダーのアップデートメッセージが表示されたので、いつも通りのセキュリティ対策のためのアップデートかと思い、作業を実行したところ、ブラウザ経由、もしくはローカルにPDFファイルを閲覧するためのデフォルトのアプリが、私が愛用している「JUST PDF3」から「Adobe Acrobat Reader DC」に勝手に変更されていた。少なくとも、アップデート作業の途中では、デフォルトを切り替えるかどうかについての確認画面は無かった。

 無償であるとはいえ、こういう形で勝手に切り替えを押しつけられるとあまり良い気分にはなれない。2月10日の日記でも述べたが、Adobeの製品というと、頻繁にアップデートを促されたり、デフォルトで他のアプリの抱き合わせインストールが設定されていたり、アップデート後に別の製品の宣伝画面が現れるなど、同業他社に比べると、あまりイメージがよくないところがある。

 PDF形式のファイルは、最近では、マイクロソフトEdgeでも閲覧可能となっており、その分、ユーザーの確保競争が激しくなっているためだろうか。