じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 冬型が強まり、岡山県南部でも朝8時台に降水量換算で0.5ミリの雪が降った。地表が冷えていたところに新雪が積もったため、大学構内各所で美しい雪景色が見られた【楽天版にも写真あり】。

 もっともこの積雪は午前中にすっかり融け、一昨年2月に見られたような雪だるまは出現しなかった。

2016年01月20日(水)


【思ったこと】
160120(水)今年のセンター試験(3)政治・経済

 今年のセンター試験の連載の3回目。

 まず、某所で政治・経済でゲーム理論の問題が出たという話が出たので、さっそく閲覧してみた。確かに、第3問の問2に、囚人のジレンマ問題が出題されていることが分かった。もっとも、この程度の質問であれば、表に記されたルールを理解し、算数レベルの場合分けができれば正解を出すことができるので、政治・経済の知識は必ずしも必要ないように思えた。

 このゲーム理論に関連する話題については、池田信夫先生のブログで何度か拝見したことがある。  このほか、『正義のゲ−ム理論的基礎』(ケン・ビンモア、栗林寛幸)が手元にあるがまだ読めていない。

 素人なりに感想を述べれば、国家間の協調、非協調は確かにこうしたモデルである程度説明できるとは思う。もっともこれに加えて、それぞれの国がどのような指導者によって動かされているのか、指導者個人の資質や権力構造、国内の諸勢力のせめぎ合いといった点も大きなカギになる。現在問題になっているシリア問題、原油安連鎖、その他各種の国家間対立なども同様である。

 もっとも、ゲーム理論で説明できる均衡は言ってみれば休戦協定のようなものである。長期間にわたって平和を維持するためには、友好を深めるための交流を促進し、また、生産から観光にいたる様々な面で、確固たる互恵関係を築く必要がある。

 政治・経済については、高校以来一度も学んだことはないが、毎朝「モーサテ」や「日経モーニングプラス」を視ていることもあって、かなり解きやすい問題もあった。昨日とりあげた地理よりは高得点をとれそう。

 次回に続く。