じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 1月19日夕刻の黒正巌先生像と月齢8.3の月。この日は11時台から16時台にかけて風速10メートル以上の強風が吹き荒れ(最大瞬間風速は15時48分の21.9メートル)、記録上は降水量ゼロながら雪が激しく降った時間もあった。最高気温は午前10時57分の4.1℃でその後ぐんぐん気温が下がり、20時以降は氷点下の寒さが続いた。

2016年01月19日(火)


【思ったこと】
160119(火)今年のセンター試験(2)地理

 昨日に続いて土日に行われたセンター試験の話題。

 従来、私の年齢でも受験生並みに解答できそうな科目は、英語、現代国語、数学の一部に限られていると思っていたが、河合塾で公開されている各科目の問題をざっと見渡したところ、地理、現代社会、倫理、政治・経済なども結構解けることが分かった。

 このうち地理Bの第1問では、自然災害や植生などが出題されていたが、いくつかの国を旅行したり、海外の自然風景紹介番組などを視ていたおかげで、やさしい問題が多かった。特に問4の湖沼問題などは、画像を一目見ただけで、Jはスイス・チューリッヒ近郊、Kは洞爺湖、Lはニュージーランド・北島の湖であることが分かった。Jは少し前、Kは昨年10月に訪れたばかりであるが、一度でも行った場所というのはそう簡単には忘れないものだ。

 第4問の問1にあったDも、パッと見ただけでスロベニアと分かった。ポストイナ鍾乳洞ブレッド湖などの観光名所で知られている。イタリア北部からアドリア海沿いにギリシャまで南下すると、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア飛び地、モンテネグロ、アルバニア、ギリシャをたどることになるが、こうした国々の位置関係は、実際に訪れてみないとなかなか頭に入りにくいところがある。逆に言えば、受験勉強で無理に覚えなくても、いずれ旅行した時に自然に記憶に残るようになるものだとも言える。

 第6問では岩手県北上市が取り上げられていた。これって、地元在住の受験生にとってはかなり答えやすいのではないかと思われるが他県受験生からみた不公平感は無いのだろうか。もっとも、そんなことを言い出すと、日本地理ではどの場所を出題しても、その地域在住者とそれ以外の受験生では不公平になってしまってキリがない。

 地理Aのほうも同様で、衛星放送などの海外取材番組を視ていれば、第1問や第3問に掲載されている風景写真などは、パッと見ただけでどこの景色かが分かるものだ。

 もちろん、教科書や参考書でしっかり勉強しておかなければ高得点は獲得できないが、20〜30%くらいは、テレビを視たり実際に旅行したりすることで正解を出せるようになる。まさに「百聞は一見にしかず」と言えよう。

 次回に続く。