じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 1月16日(土)からセンター試験が始まり、岡大構内もたくさんの受験生であふれていた。1日目は、最低気温マイナス2.0℃という寒さになったものの1日を通して快晴となり、まずまずの試験日和となった。

2016年01月16日(土)


【思ったこと】
160116(土)「Office Mobile プラス Office 365 サービス」と「一太郎2016」

 少し前、キングジムのポータブックの新製品情報のところに、
Office Mobile プラス Office 365 サービス
※本製品にはWord Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobile、OneNote がプレインストールされています。Office 365サービスの有効期間外は商用利用権がつきません。Office Mobileの商用利用権はOffice 365サービスの1年間の利用期間を過ぎるとなくなります。
と記されているのが目にとまった。私自身は現在、Officeの2010、2013を使用しているが、かねてより「一太郎」ユーザーであり、Officeの利用は、パワーポイント資料の作成、Excelの入力、ワードによる報告書等の文書作成など必要最小限の範囲としていた。Office MobileやらOffice 365サービスがどんなものなのかネットで検索したところ、こちらに詳しい解説があった。といっても、リンク先の見出しの通りで何ともややこしい話になっている。
Office Mobileをダウンロードして使ってみると分かるが、文書の閲覧は誰でも無料で行える。だが文書の新規作成や編集を行おうとすると、まずデバイスの画面が10.1インチ以下かそうでないかによって、できることが異なってくる。10.1インチ以下のデバイスの場合、Microsoftアカウントでサインインすることで、無料で基本的な編集機能を利用できる。
ということなので、8型TFTカラー液晶のポータブックであればプレインストールされていてもいなくてももともと無料で使える設定になっているようである。

 もっとも、将来的にデスクトップと並行してOffice 365サービスを利用するとなると、毎年お金を払い続けなければならないようである。私の職場ではOffice 365 ProPlus(Office Professional Plus相当)を契約しているため、在職中はそれで問題ないとしても、定年退職と同時に「※卒業・退学・退職等により学生・教職員でなくなった場合は、個人所有の機器から包括契約のソフトウェアを削除することが条件です。」と定められているため、退職後の年金生活でも維持できるのかどうか、対策をとっておく必要がありそうだ。

 さて、私が愛用している一太郎のほうは毎年2月上旬に新バージョンが発売されている。今回挙げられている特長としては、
  1. 入力間違いをより強力に補正する「ATOKタイプコレクト」機能
  2. 英語の読み上げにも対応した、音声読み上げソフト「詠太6」
  3. 最新のOS「Windows 10」やパソコン、タブレットPCに対応
  4. 「一太郎2016 スーパープレミアム」では、パソコンだけでなく、スマートフォンでも利用できる『ブリタニカ国際大百科事典』を提供
などが目にとまった。

 ここ数年、以前よりも漢字熟語の誤変換の確率が高まってきたように思われる。これはおそらく、タブレット対応となり、文字入力の途中で次々と変換候補が現れ、途中でうっかり確定してしまうためではないかと思われる。デスクトップパソコンで入力するだけなら、そういう機能は全く余計であって、むしろ一太郎ver3の頃のように、文節の区切り毎に一番よく使う変換候補を上位に表示するだけのほうが誤変換が少なくて済むようにも思う。今回の1.でどの程度改善されているのかが注目される。

 2.の読み上げについては、すでにWindows10のナレーター機能やGoogleの翻訳サービスなどでも可能となっており、どれだけネイティブの発音やリズムに近いのか、長文のテキストに対応できているのかなどがカギとなりそう。

 私のような老眼者の場合、細かい英文を読む時には同時に読み上げをしてくれるとまことにありがたい。もっとも、PDF化された文章では、まず、PDF編集ソフトなどで画像化された文字列をOCR機能を使ってテキスト化しないと読み上げ対象にはならない。最近ではかなり精度がよくなってきているとはいえ、やはり、OCRは人間の目に比べると誤変換が多い。その修正に手間取るくらいなら、さっさと自分の目を使って画像文字をそのまま読んだほうが速いというジレンマがある。

 あと4.のブリタニカだが、うーむ、私の場合はウィキペディアが無料で使える限りはあまり必要を感じない。

 また、イラストや手の込んだ文書作成をしないため、その方面での機能改善・追加にはあまり魅力を感じない。