じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 昨日に続いて早朝の南東の空の写真。月、木星、金星のほか、火星やスピカも写っている。なお天文年鑑によれば、12月6日(日)の11時42分、月と火星が0°06′まで接近するという。当然、火星食になると思われるが、日本では昼間になってしまうため見られない。それでも、日の出前にはかなり接近した様子が見えるのではないかと期待される。

2015年12月04日(金)



【小さな話題】

 理論心理学会の参加報告記事を書いていたので遅くなってしまったが、この一週間あまりの出来事から2題。

水木しげる先生ご逝去

 漫画家の水木しげる先生が11月30日に亡くなった。11月11日に調布市のご自宅で転倒して頭部を打撲し硬膜下血腫で緊急手術を受け、入院治療中で、一時は回復したものの、同年11月30日午前7時18分に多臓器不全のために死亡。93歳。

 高齢になってもご活躍されていた漫画家と言えば、水木先生のほか、2013年10月に94歳でお亡くなりになったやなせたかし先生が思い出される。お二人とも下積みの時期が長く、還暦どころか70歳を過ぎてから脚光を浴びた点で共通している【水木しげるロードは水木さんが71歳の時、アンパンマンのテレビ放送開始は、やなせさんが69歳の時】。

 水木しげる先生に直接お会いしたことはもちろん無いが、境港で水木先生のお写真と並んで記念写真を撮らせてもらったことがあった。

 水木しげる先生のお元気な姿を最後に拝見したのは、今年の9月6日にBS-TBSで放送された、

水木しげる93歳の探検記〜妖怪と暮らした出雲国〜

という番組であった。荒俣宏氏が同行。水木しげる先生ご自身は口数が少なく、そのことに配慮した構成になっていた。ネットで検索したところ、BSS山陰放送では12月6日に追悼番組として再放送されるという。

 遅ればせながらご冥福をお祈りしますと申し上げたいところだが、ひょっとして水木先生のことだから、お亡くなりになった後は冥土ではなく妖怪の世界で楽しく過ごしておられるかもしれない。




2015年流行語大賞

 12月1日、ユーキャン新語流行語大賞が発表され、「爆買い」と「トリプルスリー」に決定されたという。「爆買い」が大賞に選ばれるのではないかということは私自身も予想していたところであったが、「トリプルスリー」なる言葉は、私としては「一度も聞いたことがないし、意味も分からない(22語)」に分類されていた。さっそく、ネットで検索したところ、「プロ野球において、打者が同一シーズンに「打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上」の成績を記録すること」という意味で、「2015年は山田哲人と柳田悠岐の二人がトリプルスリーを達成、1950年に岩本義行と別当薫が達成して以来65年ぶりに複数人達成者が出たことで話題となり、この用語は2015年ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に選出された。」ということらしい。もっとも、ここ数年、プロ野球の中継はもとより、スポーツニュースを視る機会も無いため、まことに失礼ながら、お二人のお名前は全く耳にしたことが無かった。このWeb日記で何度か書いているように、最近では、スポーツ番組は、大相撲と陸上競技くらいしか興味がわかない。ユーキャン新語流行語大賞トップテンのリストでも、
  • 耳にしたことのあることば
    一億総活躍社会/エンブレム/五郎丸/ドローン
  • 耳にしたことが無い、もしくはどういう文脈で使われているのか全く知らない
    アベ政治を許さない/安心して下さい、穿いてますよ。/SEALDs/まいにち、修造!

というように、知っている言葉と知らない言葉は半々であり、しかも知らない言葉の意味をいちいち調べたいとも思わないほどに関心が薄れてきている。