じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 昨日に続いて、金星と木星の写真。昨日に比べると、わずか1日の間に金星が東側に移動していることが見て取れる。金星は、内合(太陽と地球の間)から西方最大離角までは地球に近いところを通過するので日々の変化が大きいが、これから先、西方最大離角から外合までは遠くのほうを移動するため、しだいにゆっくりと動くようになる。

2015年10月27日(火)

【思ったこと】
151027(火)加工肉と赤身肉の発がん性

 各種報道によると、WHOの専門組織、国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン)は26日、ソーセージやベーコンなどの加工肉について「発がん性が十分認められ、大腸がんになるリスクがある」との調査結果を発表した。赤身肉についても発がん性の恐れがあると指摘した。IARCによると、加工肉の発がんリスクは喫煙やアスベストなどと同じく最も高いレベル5とされており、毎日50gの加工肉を消費すれば、大腸がんのリスクが18%増加するという。また、赤身肉については、主に大腸がんとの関連があるとしつつ、膵臓がんや前立腺がんとの関連もみられるとしているという。

 私自身は最近は肉類を殆ど食べないが、それでも1日平均10gくらいは消費している。肉を食べる時は脂身を避けるので当然赤身肉が多くなる。いまさら言われても対策はとりにくい。

 もっとも、日本人の男性の場合、大腸がんになる確率は11人に1人程度であるという。がんになっても治る可能性もあるし、がんにならなくてもどっちみちいつかは死ぬ。リスクが18%増加することを避けて無理に摂生するより、好きなものを楽しみながら食べて多少早死にすることのほうがハッピーな人生ではないかという気もする。

 上掲の記事に挙げられていた「ソーセージやベーコン」では、肉自体よりもむしろ、発色剤や保存料などの添加物の発がん性のほうが恐ろしいよう思う。以前は、このことを結構気にしていて、生協ブランドなど、添加物の少ない商品を買うようにしていた。もっとも、大学生協で提供されている食材は、無添加や無農薬というわけではない。学生に低価格のメニューを提供することを最大の使命としているため、相対的に割高な無添加・無農薬品を使用してコストを上げることはできないからである。

 今回は食べ物の発がんリスクの話題であったが、交通事故、犯罪、環境汚染などを含めて、1年に一度くらいは、自分がどのような危険に晒されているのか点検してみる必要があるかもしれない。