じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 5月19日の岡山は日中よく晴れ、最高気温は29.4℃まで上がった。写真は時計台前のアメリカフウと、マスカットユニオンから窓越しにながめるケヤキの新緑。だいぶ緑が濃くなってきた。

2015年05月19日(火)



【小さな話題】

「うるう秒」18年ぶりの平日実施

 各種報道によれば、2015年7月1日、午前8時59分59秒と9時00分00秒の間に「うるう秒:8時59分60秒」がが挿入される。

 うるう秒の挿入は、1972年の実施開始から1998年までは毎年1回程度実施されてきたが、それ以降は、徐々に緩やかになってきており、今回は3年ぶりの挿入となる。また、世界的な取り決めにより、挿入する日付が1月1日(世界時としては12月末日)もしくは7月1日(同6月末日)を第1優先日としているため、世界時より9時間早い日本では午前9時直前の挿入となる。米国では株式などの電子取引に影響が出ることを避けるための対策がとられるというが、日本では取引開始の瞬間に混乱が起きることはないのだろうか。このほか、ETCの時間割引、皆既日食帯の予想などに混乱や影響が出るかもしれない。

 なおウィキペディアには「閏秒挿入の理由についての誤解」という項目があり大いに参考になる。誤解されているのは
  1. 地球の自転速度が徐々に遅くなっているために、これと国際原子時との差を調整するために閏秒を挿入している。
  2. 頻繁に閏秒が挿入されてきたのは、地球の自転が徐々に遅くなっており、この遅れを調整するためである。
といった説明である。ウィキペディアによると、 「確かに、地球の自転は長期的には徐々に遅くなっているが、それは1ユリウス世紀につき1.7ms/日 程度の変化(USNOの解説では、1ユリウス世紀につき1.4ms/日 程度の変化)という極めて小さなものである。1972年以降の地球自転速度の変化は、上記の遅れによるものではなく、数年ないし数十年周期の、もっと大きく、不規則な変動によるものである」 そうだ。もともと、地球の自転速度は 「1750年-1892年の間(平均的には、1820年頃)に行われた天文観測からサイモン・ニューカムが計算した秒の長さに基づいて決められたために、1958年当時の地球自転の歩度とは、合わなくなっていた」 ことがうるう秒挿入の一番の原因であり、国際原子時の歩度をもう少し長めに設定しておけば調整回数は少なくて済んでいたという。




「There are no serious charges on the books. We're told the suspect faces a citation. The equivalent of a speeding ticket. 」

 さいきん視聴しているNHK-BS「キャッチ!世界 ABCキーワード(平日7時〜7時50分)」で月曜日、表記の英語表現についての説明があった。受験英語と心理学関係の英語以外には縁の無い私にとっては、上記の英語の翻訳は至難の業である。今回の説明を聴いていなければおそらく、

●これらの本には価格を大幅につり上げるような特段の手数料は含まれていない。引用には疑問があると聞いている。

などというトンチンカンな訳をつけてしまうかもしれない。念のため、ネット経由で機械翻訳をしてみたところ、
  • 【Google】帳簿上の重大な料金はありません。私たちは、容疑者が引用に直面して語っています。
  • 【Excite】本に重大なチャージが全然ない。私達は容疑者面引用を話される。
  • 【Yahoo】本に対する莫大な費用が、ありません。 我々は、容疑者が表彰に直面すると話されます。

となっていて、いずれも的外れな訳になった。じつは、この記事はドローンの法的規制に関する話題であり、こちらにオリジナルのスクリプトがあった。キャスターの「What kind of charges could this man face? 」という問いに対して、リポーターが「...the drone issue is so new, there are no serious charges on the books. We're told the suspect faces a citation. The equivalent of a speeding ticket. 」と答えたものであり、「citation」は「出頭命令」、「on the books」は「法律として公式な」、「speeding ticket」は「スピード違反の反則切符」と訳さなければならない。

●(ドローンの問題は事案として新しすぎるため)法律上ではまだ、それを取り締まる重大な罰則規定がない。容疑者に対しては出頭命令が出されると聞いているが、スピード違反の反則切符程度の重さにすぎない。

といった意味になるようだ。