じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 落椿と岡大・南北通りの椿の生け垣。受験生には縁起が悪いが、椿は地上に落下した花のほうが綺麗に見える。


2015年02月27日(金)



【思ったこと】
150227(金)大学入試・前期試験問題の感想(2)岡大英語「Tsundoku」、「大学で学ぶ意味とは」

 昨日に続き、河合塾のサイトに順次掲載されている【問題は日経サイト】、前期試験問題についていくつか、興味をひいた問題を取り上げてみたい。今回は、岡山大学の英語と国語。

 まず、英語問題から。

 英語の1.で「Tsundoku」に言及されていたが、この言葉はなっなんとウィキペディア・英語版と、なぜかブルトン語版の辞書項目に採用されていた。また「Tsundoku」ウィキペディアの英語版"Japanese words and phrases"351個【こちらこちらにリストあり】にも含まれており、結構知られていることが分かった。

 もっとも、日本語俗語辞書
...「積んでおく」と「読書」をかけた駄洒落的な合成語である。
と説明されているように、ダジャレ的であるからこそ価値がある、ローマ字で「Tsundoku」としてしまったのではその面白味が伝わらない。ここは、「to pile unread books up」という意味と、「peruse(読む)」をひっかけて「pile-ruse」という合成語にしたらよいのではないかと思ったが、ネイティブの語感に適うかどうかは不明。

 もう1つ、英語の問4の「大学で学ぶ意味とは」という自由英作文問題は、面接試験ではよく問われる質問であり、過去にもどこかで出題されているような気がしないでもない。あるいは、大学案内の英語版にもお手本が書かれているかもしれない。河合塾の解答例では、英語の正確さに加えて、なかなか模範的な内容が書かれているように見える。