じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



01月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 妻の実家周辺にある廃屋群の定点観察。昨年1月に比べて大差ないようだ。廃屋状態の空き家がなかなか撤去されないのは、固定資産税対策(更地より上物があったほうが軽減される)、あるいは、所有者が取り壊しの費用を負担できないことによるものと推測される。



2015年01月03日(土)

【思ったこと】
150103(土)年末年始に視たテレビ番組(1)

 年末年始に視たテレビ番組の感想。もっとも、12月30日〜1月1日前後は、甥や姪、さらにその子ども世代がたくさん集まっていてチャンネル権を完全に奪われていた。但し、自宅のほうで1月3日放送分までは録画予約してあり【12月25日26日の日記参照】、録画機にトラブルが無ければ、いずれ再生視聴ができるはずである。
  • 地球絶景紀行 #74 白き大砂丘・レンソイス(ブラジル) BS-TBS、2011年9月30日の再放送
    レンソイスを紹介する番組はいくつか視たことがあるが、今回、たまたま、雨期にだけ現れる池に魚が泳いでいるシーンが目にとまった。隔離された池になぜ魚が現れるのかについては諸説があるそうだが、その1つに、鳥が運んできたという説があるという。卵を宿した魚が鳥に食べられるが、その糞の中で消化されずに残った卵が池に落とされて繁殖したというような話(いったんそこで魚が育てば、乾期になる前に卵が産み落とされることで次の世代へと引き継がれる)。
    あくまで仮説ということらしいが、自分が鳥に食べられることが繁殖に繋がるとすると、鳥に食べられやすい魚のほうが適応的ということになりまことに興味深い。

  • 日本列島誕生〜大絶景に超低空で肉薄!〜2015年1月2日(金) NHK総合 19時30分〜20時43分
    芸能人登場の生放送ということであったが、別段生放送にする必要はなかったと思う。また、前半のマルチコプター超低空画像と、無人飛行機による西之島空撮部分はあまり整合性がなかったように思える。独立した別々の科学番組として放送したほうが焦点が絞れたのではなかっただろうか。
    後半の無人飛行機による西之島空撮では、無人機が無事に帰還できるかどうか、また、海鳥が噴火の激しいあの島にいまなお残留しているのかどうかに興味が向いた(なので、日本列島誕生の話はあまり関係なかった)。もっとも、いずれ、別番組で西之島の特集があるらしいのでそのときに期待したい。
    それはそれとして、マルチコプターや無人飛行機の技術はスゴイ。人命救助など大いに役立つとは思うが、独裁国家が軍事目的に転用すると恐ろしい。

  • ホビット 思いがけない冒険 NHK-BS103 12月30日19時〜21時51分
    最初の30分間程度は視られなかったのでビルボがなぜ旅に出発したのかはよく分からなかった。自然風景(CG?)はなかなか見応えがあった。
    『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』もそうだが、この種の番組では、正義と悪の相対性というのを考えてしまう。観客にとっては、主人公やその仲間のすることが正義であり、それを妨げるものは悪というように一面的に観てしまうが、本来、オークにしてもトロールにしても、その集団にとってはそれなりの正義があり、秩序が保たれているはずだ。
    余談だが、12月下旬に、危険動物の異種間バトルを取り上げた民放番組で、オオカミとヒグマの対決シーンを紹介していた。オオカミの群れが獲物の肉を食べているところに一頭のヒグマが現れ横取りしようとする。その後壮絶なバトルが繰り広げられたが、最終的にはオオカミたちとヒグマは仲良く?肉を分け合うようになるのである。要するにバトルと言っても、致命的な傷を負うというリスクをおかしてまで獲物を独占しようとはしない。最初は追い払おうとするが、それが無理だと分かればその後は平和共存となるのである。絶対平和と友好が理想とはいえ、国家間の対立というのも結局は戦力のバランスの上に成り立つものなのだろうか。

    次回に続く。