じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 大学会館南にある岡大石庭の整備状況。最近は、しっかりと砂紋が引かれている。こちらの情報によれば、京都の枯山水庭園では、砂熊手で文様を入れている作業に40分から1時間くらいかかるとのことだが、いまだに作業風景を目撃したことがない。どなたがいつ頃作業されているのだろうか。



2014年11月7日(金)

【思ったこと】
141107(金)人類滅亡のシナリオ

 11月5日の日記で、「50年後、100年後の世界がどうあるべきかについてもそれなりの考えはあるのだが、それはまた別の機会に。」と書いたところであるが、私自身は、子孫が平和な社会で末永く幸せに暮らしてほしいと願いつつ、人類の将来についてはあまり明るい見通しは持っていない。

 50年後や100年後に滅亡するというほど深刻ではないだろうが、人類がこれから先、この地球上で何千年も繁栄を続けるとは到底思えない。人類のできることは、滅亡の時期をできるだけ先延ばしするために、安定的な循環型社会を構築するぐらいであろうと思う。

 では、人類はどんな形で滅亡していくのか。

 第一は、エボラ出血熱などから示唆されるような、治療法が確立されていないような病気が蔓延する可能性である。この場合、致死率がきわめて高い病気よりは、慢性的、あるいは不妊や後天的な障がいを引き起こす病気のほうが危険である。なぜなら、致死率が高ければ、感染者は他者と接触できる範囲や時間は限られてしまい、広範囲に感染する確率が下がっていくからである。いっぽう、致死率が低ければ感染者を含めた一代限りの社会は存続するが、不妊や後天的な障がいなどの後遺症が残ると、次の世代の維持が困難になっていく。

 第二は、兵器あるいは原子力エネルギー開発などの過程で、想定外の事故が発生し、地球全体が有害物質に汚染されてしまうという可能性。

 第三は、軍事大国の大統領が、突然何らかの妄想にとりつかれ(もしくは、きわめて危険な宗教に洗脳され)、国民を巻き込んで、他国への攻撃を展開。そのさいに使用される兵器によって、地球全体が汚染されてしまうという可能性である。通常の破壊型兵器であれば範囲は限定されるが、細菌兵器や化学兵器などが使用されると恐ろしいことになる。

 第四は、人類の遺伝子自体に、一定の時限装置のようなものが組み込まれていて、何度も何度も世代を重ねていくうちに再生産機能を失い、子孫が全く生まれなくなるという可能性。

 第五は、巨大隕石が落下して地球上の気候が大変動を起こしたり、太陽系の近くの恒星が突然爆発したり、太陽系自体がブラックホールに飲み込まれたりする、といった偶発的な出来事の可能性。しかし、今の科学技術をもってすれば、それらを防ぐことはできないにせよ、かなり前から予測はできるはず。

 ま、いろいろと無責任なことを書いてきたが、人類の叡智をもってすれば、ある程度の人災や天災は防げるとは思う。しかし、いちばんコワイのは、短期的な検証では有害性が検出されないが、長期的に蓄積していくと取り返しのつかないダメージを被るようなタイプの環境汚染などであろう。現状では全く無害とされているモノが、何十年かあとには実は有害であったということもあり得る。いま、当たり前のように使っている無線LANなども、人類が使い初めてからはまだ15年程度しか経っておらず、絶対に安全という保証はないように思える。といっても、タバコの煙の受動喫煙なら防止できるが、無線LANの入らないシールドルームに引き籠もるわけにはいかない。