じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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4月11日の岡山の日の出時刻は5時39分であった。私の場合、5時頃から5時45分頃まで早朝の散歩に出かけているので、これからは散歩中に日の出の様子を眺めることができるようになった。写真は朝焼けを照らす本部棟。


2014年4月10日(木)

【思ったこと】
140410(木)長谷川版「行動分析学入門」第1回(1)

 前期の授業が始まり、木曜日午前中には、さっそく、教養教育科目「行動分析学入門」の1回目の講義をさせていただいた。

 岡山大学の場合、教養教育科目は岡大の全教員が担当しなければならないことになっており(いわゆる「全学出動体制」)、専任教員の標準的な負担コマ数は年に0.5コマ、すなわち、隔年で1コマを担当することが原則となっている。しかし、文学部の心理学では、私以外の他の2名の教員が実験調査演習を年に2コマずつ担当していため、負担軽減のために、教養教育の一部の科目を私が代わりに担当するという体制をとっている。それゆえ、毎年、前期には必ずこの授業を開講している。

 しかし、こうした体制も今年度を含めてあと4年だけとなった。これを機会に講義録を整備し、できれば、電子版でどなたでも無料閲覧していただけるように準備を始めたいと思う。




 さて、行動分析学の入門書は何冊も出ているが、長谷川版には以下の特徴がある。
  • 客観科学ではなく、社会構成主義的な視点を含む。
  • 全人的視点に立つ。
  • 環境との関わりの仕組みについて、常に、階層性や、入れ子構造に注目する
こうなるとかなり異端と言えるかもしれないが、私見に偏ることなく、学界の標準的な見方についてもちゃんと紹介していく予定である。

 不定期ながら次回に続く。