じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 時計台前(理学部構内)の金木犀。図書館の耐震改修工事が行われているため、白いフェンスで隔てられた風景となっている。


2013年10月08日(火)



【小さな話題】

あるはずのないものが見える!「レビー小体型認知症」による幻視

 少し前、NHKためしてガッテンで

気づいて!新型認知症 見分け方&対策大公開

という話題を取り上げていた。新型というのは「レビー小体型認知症」のことで、その特徴の1つに、幻視がある。もっとも、番組を視た限りでは、この場合の幻視というのは、全く存在しないものが見えてしまうのではなく、実際に存在しているものがぼんやり見えている時に、それを人の形や顔や虫であるというように過剰に意味づけしてしまうことによって起こるものらしい。具体的には、トイレの中に置かれている芳香剤や花瓶などが人の顔に見えたり、寝室の壁の模様が立っている人に見えたり、焼いたパンの焦げたところが虫のように見えたりというような現象。であるからして、他の人から「そんなものは見えていない」と強く否定されても、幻覚であるとは自覚できない。逆に、相手がウソを言っているのだと思ってしまう。

 ウィキペディアの当該項目によれば、レビー小体型認知症は、「1976年以降に医師の小阪憲司によって世界的に知られるようになった。その後1995年イギリスにて行われた国際ワークショップにて現在の名称になった。有病率は0〜5%、認知症に占める割合は 0〜30.5%と報告されている。」ということであるが、「ためしてガッテン」のほうでは、
アルツハイマー型の次に多いとされる「第二の認知症」。
患者数は推定80万人。高齢の認知症患者の5人に1人がこのタイプではないかと考えられています。
というように、かなり多い数が挙げられていた。また、放送では、脳の障害により、過敏な知覚(視覚)とそれに対する過剰な意味づけ機能が幻視をもたらすというように説明されていた【長谷川の聞き取りのため不確か】。実際の患者さんやその家族にとっては大変なことであるが、早期にうまく対処すれば、病気の進行を抑えることができるようだ。

 ここからは私の個人的な想像になるが、古代から知られている霊能者、あるいは、幽霊の目撃談なども、「レビー小体型認知症」が関わっていたのではないかという気がする。私などは子どもの時から幽霊は全く信じない人間であり、霊能者とか教祖のような人は、みんなウソをついているのだろうと思っていたが、おそらく、彼ら自身は、本当に、何かが見えていたのであろう。但しそれは、実在そのものではなく、ぼんやりと見えてきたものへの意味づけに過ぎない。でもって、そういう幻視が見える人が、かなりの博識であったり、演説に長けている人であれば、意味づけもいっそう宗教的となり、神の言葉を語ることができるという可能性はある。異端として拷問や迫害を受けても、見えていることは確信しているわけだから、容易に屈服はしない。そういう形で処刑された宗教者も少なくないのではないか()。
]そういう教祖的な人が自然に亡くなるまで生き続けていれば、症状の進行の記録も残るので、「レビー小体型認知症」であったかどうかは判定できるだろう。但し、普通、教祖が認知症にかかった場合、その事実や症状は信者たちによって隠蔽されてしまう。また、そういう教祖が早期に処刑されてしまえば、症状の進行を確認することは不可能。




モーサテの出演者交代

 毎朝朝食時にモーサテを視ているのだが、この夏以降、出演者が入れ替わり、以前とは全く別の雰囲気が出てきた。早朝の散歩に出かけているため、番組開始の5時45分ではなく、6時過ぎから視始めることが多い。また、最近では朝食が終わると番組の途中でもテレビのスイッチを切ってしまうため、番組終わりの6時40分の挨拶場面を視ることも少なくなった。そのため、しばらく出てこない出演者が居られても、交代されたのか、休暇や取材のために一時的にお休みされているのか、区別がつかないことがあった。

 今年の7月に滝井礼乃さんが「突然姿を消した?」時にも、最初は夏休みをとっておられるのかと思っていたが、その後産休のために交代されたということが分かった。

 9月になってからは新人っぽいアナウンサーが出てきて、時々言い間違いなどがあり気になることがあった。以前にも書いたことがあるが、放送番組の出演者というのは、スラスラ喋っている時には出演者のお名前さえ忘れてしまうほどだが、新人などが出てきて耳障りな喋り方をすると、その瞬間から存在が気になるものである。これは、電車やバスの運転手さんでも同様。スムーズに運転されているときは全く気にならないのに、事故やミスがあるとたちまち存在を気にするようになる。

 その後、9月30日からは、ベテランの女性アナが出演されるようになった。10月9日の朝、台風の影響で早朝散歩を休んだために5時45分から番組を視始めた時に初めてその方が佐々木明子アナであると知った。佐々木アナだったら、2006.7.31.から2009.12.30.までモーサテのニューヨークキャスターをつとめておられたので、お顔は十分に存じ上げていたはずなのだが、番組開始時に表示されるお名前を見るまでは、同一人物であるとは全く気づかなかった。

 でもって、今週はメインキャスターの池谷亨さんがお休みされているようだが、どこかに取材に出られたのだろうか。以前、本村由紀子さんがメインキャスターで池谷さんがサブキャスターという時代が半年ほど続いたことがあったが、同じパターンでいくと、ポスト池谷のメインキャスターは佐々木明子さんということになるのだろうか。