じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 岡山では5月19日に8.5ミリの雨が降り、翌日早朝には、霧立ち上る半田山が見られた。ちなみに、岡山の5月の降水量平年値は125.0ミリだが、今年はまだ16.0ミリにとどまっており少雨傾向が続いている。もっとも、水不足で話題になりやすい早明浦ダムの貯水率は93.9%となっており、香川県内の各貯水池の貯水率もほぼ90%に近い値を示しており、順調に梅雨入りすれば水不足は無さそう。なお、5月20日夜には、オケラのビーッという鳴き声を確認。



2013年05月20日(月)



【小さな話題】

最近の天文の話題

 アストロアーツのニュースによると、NASAが実施している月面監視プログラムで、肉眼でも見える明るさの閃光が3月17日に観測された。この閃光は、幅0.3〜0.4m、質量40kgの流星体が時速9万kmで衝突し、幅20mのクレーターが作られたと推算されている。同夜には地球でもいつもより多くの流星がとらえられたという。

 衝突や小天体群の接近は2ヶ月も前に起こったであったようだが、我々はいつなんどき隕石の落下に襲われるかもしれないという危険にさらされている。但し、頭上に落ちる確率はきわめて少なく、それで死ぬなら本望という気がしないでもない。

 このほか、最近の天文の話題としては、
  1. 5月22日には、おとめ座のスピカに月が接近。19時53分には0°00′。
  2. 5月23日には月が土星に接近。18時33分に3°42′。
  3. 夕方、西北西の空低いところに金星が出現。左上に木星、右下には水星が近づく。5月29日早朝(日本では見えない)には、金星と木星は1°00′まで接近。
 このうち5月22日の月とスピカの接近は、天文年鑑では0°00′まで接近するとされているが、それにもかかわらず星食が起こるという記述は無い。実際にはどんなふうに見えるのか、観察してみたいと思う。




大石直嗣の連続昇段

 5月19日のNHK杯将棋トーナメントは、大石直嗣・六段と浦野真彦・八段の対戦であった。勝利した大石・六段は、番組では四段と紹介されており、「大石四段は五段に昇段し、その後5月15日には六段に昇段しました」というようなテロップが2回ほど表示されていた。将棋の昇段はなかなか難しいと聞いていたので、短期間のうちに2段昇段するというのはどういうことかと思ってウィキペディアを参照したところ、
第54期(2013年度)王位戦予選を勝ち抜き3年ぶり2回目のリーグ入り。王位獲得経験者の広瀬章人に勝利したものの、他の対局を全敗し再び陥落となってしまった。なお、前述の広瀬戦(2013年4月22日)の勝利で四段昇段後公式戦100勝目となり同日付けで五段に昇段。

さらに5月15日、第26期(2013年度)竜王戦5組準決勝で千葉幸生に勝利し、昇級が確定。ランキング戦連続2回昇級により、同日付けで六段に昇段した。わずか3週間で2回の昇段を果たした。
という記述があり、四段から五段への昇段は100勝目によるもの、五段から六段への昇段は「五段昇段後竜王ランキング戦連続2回昇級」という規定によるものであることが判明した。(こちらの規定参照)。このことでふと思ったが、もし、大石さんが100勝達成より先に「ランキング戦連続2回昇級」した場合は、四段から五段にはなれるが、100勝による昇段は適用されない、そうなると、次は120勝しないと六段になれなかったことになるから、まことに運が良かった。

 なおネットでさらに検索したところ、将棋プロ棋士の基本給は、段位によって違いがあるらしい。但し、こちらの情報によれば、将棋では順位戦経験年数加算があるため、同じ段位でも在籍年数によって額が異なるようである。なので、大石・新六段の基本給は、世間が想像するほどには増えていないかもしれない。(ちなみに、国立大学でも、助教がいきなり教授に抜擢されたからといって給与はそれほど増えない仕組みになっている。)