じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 この季節、早朝の散歩コースを、一般教育棟構内から座主川沿いに変更して新緑やヒラドツツジを楽しんできたが、ヒラドツツジの花はそろそろ終わりに近づき、花びらの絨毯が出現するようになった。

 なお、岡大・東西通りでは、もう少しすると、クルメツツジ、ヒラドツツジに続く第三弾のキリシマツツジが見頃となる。



2013年05月14日(火)



【小さな話題】

岡山で29.4℃

 5月14日の岡山は朝から気温がぐんぐん上がり、最高気温は29.4℃となった。最低気温も16.2℃で、今年になって初めて15℃を上回った。ちなみに、朝起きた時の室内温は26℃を示していたが、真夏の熱帯夜のような蒸し暑さは感じなかった。

 この暑さのせいで、今年初めてヤブ蚊が出現。自転車で信号待ちの時に耳たぶを刺されてしまった。園芸作業で虫除けが必要になりそう。




宝くじ売り上げ9%減 1兆円割り込む

 各種報道によれば、2012年度の宝くじの売り上げは1年前に比べ9.1%減少の9135億円となり、2年ぶりに1兆円を割り込んだ。主な要因としては、2月発売の「グリーンジャンボ」が43.8%減と大幅に落ち込んだこと(収益金の一部を東日本大震災の復興支援に充てるとして、2011年度に1104億円を売り上げたグリーンは、震災支援とは切り離し通常販売に戻したため、以前と同水準の621億円に急落)、「ロト6」など数字選択式くじが13.7%減の3603億円(景気低迷で1回当たりの購入額が減少)とふるわなかったことなどが挙げられている。売り上げ低迷の要因としては他に、競合するサッカーくじの人気上昇などが指摘されている。なお、ジャンボくじのうち「ドリーム」「サマー」「オータム」は、1等、前後賞の合計を引き上げたことなどから人気を呼び、いずれも売り上げが10%以上伸びたという。

 もっとも私自身は、生まれてこのかた、宝くじを購入したことが一度も無く、ジャンボくじとかロト6などと言われても何のことかよく分からない。ネットで検索したところ、こちらの記事に宝くじで1等が当たる確率や、購入シミュレーションが掲載されていた。それによると、
  • 1等の当選確率は1000万分の1で、交通事故で死ぬ確率1万分の1よりもはるかに低い。カジノで億万長者になる確率が60万分の1なのでそれよりもずっと低い。
  • シミュレーションによれば、1500万円を購入しても、当選金額は402万7000円で1097万3000円の赤字
 どう見ても割の合わないギャンブルだと思うのだが、損を覚悟で「夢」を買い続けるのは、おそらく、1枚あたりのコストがそれほど高く無いこと、かつ、「買わなければ絶対に当たらない(買っておけば当たっていたかもしれないという後悔を回避 できる)」という心理(随伴性)が働くこと、また、これまで何度か買い続けた人は、その赤字分を何とかして取り戻したい(「ここで買い続けるのを中止すると損失は確定してしまうが、買い続ければいつかは損失を上回る当選金が獲得できるかもしれない」)ちう心理(随伴性)が働くためであろうと推測される。

 余談だが、アベノミクス(アベノバブル?)のもとでは、宝くじなどより遥かに確実にお金を儲ける方法があったようだ。例えば、現在買い付け申し込み停止中のJPモルガンの「JPMザ・ジャパン」という投資信託を6ヶ月前に買っていた場合、4月末には134.19%まで上昇、設定来の上昇は386.8%にもなるというからスゴイ。残念ながら、我が家ではそのような投資信託は1円たりとも保有しておらず、値上がりして注目されたあとで初めて存在を知っただけであった。このほか、少し前には、Jリートの急上昇が話題となった。これも門外漢で詳しい仕組みは分からないが、何でも2007年5月には2612.98ポイントまで急騰し、その後、1年あまりで704.46ポイントまで下がったという。こちらのデータが示すように、今回も3月27日に1700を超えたあと急落が続き、5月13日には1400を割り込んだ。底値をうまく見極めて大量に購入すれば次回の急騰時には宝くじ以上の大もうけができるかもしれないが、逆に、大損失を被ることもありうる。

 もとの話題に戻るが、宝くじも投信もREITも、かなりのギャンブル性があることは否めない。そんななかでは、購入コストが少なく、外れても300円の損失で済むという宝くじは、ある意味ではもっとも堅実で庶民的なギャンブルであるかもしれない。