じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 農学部前のシャクナゲ。2008年4月25日の日記に、「私の記憶では、今年が2回目の開花となる。」と記されているので、その記憶が正しければ、今年で8年目の開花となる。


2013年04月26日(金)

【思ったこと】
130426(金)カンブリア宮殿:フォトクリエイト

 テレビ東京系で4月18日に放送された、

カンブリア宮殿:ネットの発想とスピード感で写真業界の常識を打ち破れ!フォトクリエイト 代表取締役 白砂 晃(しらまさ・あきら)氏

を録画再生で視た。

 リンク先の番組記録サイトにも記されているように、フォト・クリエイトというのは、東京マラソンなどの各種スポーツイベント、小学校の運動会、幼稚園の日常風景、ダンス大会といった様々な場所に契約プロカメラマンが出向いて、出場者等の写真をパチパチと撮影。そのあとネットに、(パスワードつき?)でサムネイル写真を掲載し、気に入った写真があれば注文、その後、プリントが郵送されてくるというビジネスを展開しているようであった。このほかにも、震災で写真を失くされた方のために無料で写真を提供する活動などもされておられるようであった。

 ふたたび、番組紹介サイトに戻ると、
写真の価格は2L判で1枚あたり735〜2100円と決して安くはないが、イベント終了から最短3日で写真の購入ができるインターネットならではのスピード感と、プロカメラマンが撮影する「思い出の一枚」が多くの顧客から支持を得て、2002年の創業から10年で売上24億円。従業員数100人の急成長中の企業だ。
という記述がある。私のようなペーパーレス主義者にとっては、プリント写真を注文するということはまずあり得ないし、アルバムに貼られた過去のプリント写真も、スキャナで読み込んだ上で廃棄することまで考えているくらいだから、なぜこれほどまでに写真プリントが支持を得ているのかはイマイチ理解できないところもあった。といっても、大判サイズの画像をそのまま掲載してしまったのではみな好き勝手にダウンロードしてしまうのでビジネスとしては成り立たない。プリント写真として額縁に入れて飾る人も少なくないのであろう。

 もう1つ重要なことは、プロカメラマンによる撮影という点であろう。さすがプロというだけあって、競技の一瞬の輝きや、幼稚園児たちの最高の笑顔も見逃さない。私のような素人には、人の動きや表情をとらえた写真などは到底撮ることができない。動きを撮るだけなら動画撮影という方法もあるが、プロの撮った1枚のカットのほうが、素人の動画写真よりはるかにリアルに動きを捉えているのだから感心してしまう。

 番組の終わりのほうで、再び、東京マラソンでの撮影風景が紹介されていた。フォトクリエイトは、この大会のスポンサーになっているらしく、営業目的で参加者の撮影を撮る権利を独占しているようであった。マラソンの当日2月24日には、フォトクリエイトの契約プロカメラマン68人が出動し、撮影した写真の枚数は138万枚にのぼった。このうち、ゴールインする一般参加者を撮っていたカメラマンの撮影枚数は4万5600枚というが、走破タイム2時間から最終7時間までのあいだの5時間にカメラを構えていたとすると、1分間あたり152枚、1秒あたり2.5枚という早業となる。おそらくカメラの連写モードをフル回転させていたようである、うーむ、こんなにたくさん撮るのであれば、カメラを固定して、0.4秒ごとに機械的に撮っても変わらないように思われる。こういう場合でも、プロのほうが上手に撮れるのだろうか。

 あと、村上龍さんが言っておられたが、こういうビジネスは、デジカメ時代であればこそ実現したもの。銀塩フィルム時代であったとすると、上記の東京マラソン138万枚を撮影するにはフィルム5万本が必要。フィルム1本500円として2500万円。これに現像代が1本1000円として5000万円かかってしまう。そういえば、私も、直近のアラスカハイキングでは1700枚、撮影枚数の多かった2009年の米国グランドサークル・大自然探勝では3100枚も撮っているが、もしこれを銀塩フィルムで撮ったとすると、プリントする前のフィルム代と現像代だけで旅行費用が吹っ飛んでしまうことになるから大変な進歩である。

 村上さんは言及されなかったが、高速のネット通信環境や、画像表示速度の速いパソコンの登場もビジネスの前提となっている。ちなみに、このWeb日記を始めた1997年頃は、ダイヤルアップ回線でのネット利用が主流であり、パソコンの画像表示速度もメモリも小さすぎて、サムネイル写真さえ表示することが困難であった。