じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 理学部前のモミジの新緑(2013年4月13日撮影)と紅葉(2012年11月21日撮影)の比較。


2013年04月16日(火)

【思ったこと】
130416どうなる?渋谷

 東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が3月16日から始まったが、これによって、渋谷は通過駅となり、同駅の利用頻度は減少するとの見方が広まっているようだ。じっさい、楽天リサーチの調査などによると、主要な街の利用頻度で、利用頻度が減る街トップは「渋谷」で7%、逆に利用頻度が増える街1位は「新宿」35%、2位は「池袋」20%、3位は「横浜・みなとみらい近辺」で17%となどとなっているという。

 東京・世田谷生まれの私にとって、渋谷は、最初に見た大きな町であり、中学生の頃は、東急文化会館の最上階にあった五島プラネタリウム、高校生の頃は、同じく、三省堂書店や、6階にあった東急名画座に通ったりしたものであった。

 渋谷駅は、東横線・副都心線の他に、JR線、井の頭線、地下鉄銀座線、田園都市線&地下鉄半蔵門線の駅があり、東横線の始発駅が無くなったというだけではそれほど影響は無いようにも見える。もっとも、私の知る限りでは、例えば、井の頭線と地下鉄銀座線は2階の通路を通るだけで往復できるし、半蔵門線に乗りたい時は、渋谷駅ではなく表参道駅で乗り換えたほうがホームが隣で便利。となると、渋谷駅の地上に出るのは、東急バスや都営バスに乗車する時だけということになる。

 今回の相互直通運転に伴う工事で、東横線の改札口は渋谷ヒカリエ方面に移動した模様であるが、うーむ、こちらの構内図を見ても、直ちには乗り換え径路が分からない。但し、1つ言えそうなことは、人の流れが東口方面に移動し、西口方面の賑わいが減るのではないかということだ。

 渋谷駅西口と言えば、子どもの頃からバスの乗り降りでいつも通っていたところ。また、ハチ公前では、いろいろな政党・政治団体の街頭演説が行われており、なかでも、こちらの方の辻説法や、その方の率いる団体の「唯物的土建屋政治・○○内閣打倒」とか「腐敗○○党、亡国××党、二股曖昧△△党、邪教●●学会、国賊□□党」といった張り紙が今でも記憶に残っている。当時は、(まことに失礼ながら)変わり者で孤高の泡沫候補という印象があったが、もしかすると思想信条は一貫していて、歴代稀な純粋一途な方だったかもしれないなあと、ハチ公前を通る時に懐かしく思い出すことがある。

 あと、西口で気になるのは東急本店。もともと、駅から離れたへんぴなところにあるなあと思っていたが、人の流れが東口のヒカリエのほうに移ることになると、果たして経営が成り立つのか心配になってくる。なお、ウィキペディアによれば、2008年度の売上高は1,243億円で、店舗別の百貨店売上高としては全国第8位となっているという。また、東急本店は東京都内の百貨店のなかで、来店者全体に占める徒歩での来店者の割合が最も高いとされるというのも興味深い。