じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 文学部耐震改修工事二期分の進捗状況。2月18日(月)は、雨の中、講義棟南側にある自転車置き場が解体され、カイヅカイブキの大木1本とともに撤去された。自転車置き場は私が岡山に移り住んだ1991年時点ですでに老朽化していた。この置き場は、1号館からは少し離れているが、パイプ状の前輪止めがあってかなりの強風でも倒れないようになっていたため、毎日利用していた。なお、新しい自転車置き場には、この種の前輪止めは設置されないとのことである。



2013年02月18日(月)

【思ったこと】
130218(日)「ALWAYS 三丁目の夕日'64」は生涯最高の映画かも

 2013年2月15日に『金曜ロードSHOW!』で放送された表記の映画を録画・再生で観た。ウィキペディアの当該項目によれば、この映画は、2012年1月21日に公開され、初日2日間で興収5億5,566万3,750円、動員42万1,274人、2012年度では34.4億円の興行収入を上げたそうであるが、私の知る限り、岡山近辺の映画館では上映されなかった。もっとも、昨年夏のアラスカ・ハイキングの往復の機内(大韓航空)でこの映画を鑑賞する機会があり、小さな液晶画面越しではあったが、涙が出るほど感動したものであった。

 第1弾、第2弾をしっかり観ていたこともあって、登場人物それぞれの成長もよく分かった。東京オリンピック開催にわく高度成長期にあって、あえて良心的な医療を目ざす菊池孝太郎の生き方も、あれから50年を経た今に通じるものがある。このところアベノミクスとやらで、株式、外国投信、リートなど、バブルの再現を連想させる急上昇が続いているようだが、どの時代にあっても、地道で誠実な生き方を大切にしたいものである。

 出演者のお一人の堀北真希さんは、「篤姫」、「梅ちゃん先生」などでのご活躍もあるが、私にはやっぱり、この星野六子役がいちばん光っているように思える。私が大学院生の頃から活躍していた薬師丸ひろ子さんも同様で、鈴木トモエ役がとても似合っている。余談だが、この映画の冒頭に出てきた電器屋さんが蛭子さんだったとは、ウィキペディアを閲覧するまで全く気づかなかった。

 この映画に感動するもう1つの理由は、私の子ども時代と重なる点にある。もっとも1964年と言えば、私自身はまだ12歳であったので、この映画で言えば、紙飛行機を飛ばそうとしている小学生と同じ年齢となる。また、登場人物それぞれが今も生きていたと仮定すると2013年には、六子さんは今ではおおむね70歳、鈴木則文や茶川竜之介はそれより20歳以上は年上のはずだから90歳代になっているはず。こういう設定で第4弾を制作するのも面白いかもしれない。

 あと、この映画に出てきた商店街は完全CGかと思っていたら、なっなんと、岡山県西大寺の五福通りでロケが行われたということであった。西大寺だったら、車でも電車でも1時間以内に行かれる近場である。3年ほど前に一度緑化フェアで西大寺まで行ったことは無かったが、こういう商店街があることは全く知らなかった。こんど、何かの機会に訪れてみたいと思う。