主催者ではありませんが、企画段階で金光先生とお話したことがありましたので御紹介させていただきます。

京都心理学セミナーのお知らせ


第22回セミナー:「絶望と無力感からの解放の試み」
“Learned Helplessness”再考

日時:1996年11月16日(土)13:30・17:00
場所:京都大学文学部新講義棟2階大講義室
企画・司会:金光義弘氏(川崎医療福祉大学)

Seligmanの実験と理論/津田彰氏(久留米大学)
Learned Helplessness概念の展開/鎌原雅彦氏(帝京大学)
認知療法の現状と展望/井上和臣氏(鳴門教育大学)

今回は学習心理学領域の一つの理論が,次第に姿を変え広がりをもちつつ今日におよんでいる様子を“Learned Helplessness”という概念を通して眺めてみようと思う.約30年前,Seligmanの動物実験に端を発して生まれた概念が,認知主義的色彩を強めながら,ついには人の精神的障害の理解や治療にまで至ったプロセスに注目したい.学習,認知,社会,教育,そして臨床といった幅広い分野にまたがる意見交換ができれば幸いである.