じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

9月28日(月)

【思ったこと】
980928(月)[心理]ふたたび血液型性格判断(3):「阪神タイガース優勝説」を思い出すわたし

 「血液型性格判断」を肯定する某サイトをざっと拝見してつい思い出したのが、20年以上前に、甲子園球場で貰った「阪神タイガース優勝説」のチラシである。阪神ファンだった私は、当時、京都から甲子園球場まで何度も足を運んだものであった。
あのころ活躍した有名な選手と言えば、古沢、江本、上田、安仁屋、山本(和)の投手陣、タブチくん、ブリーデン、ラインバック、藤田(平)、中村(勝)、佐野、川藤、榊原、...など。少し遅れて、岡田、真弓、掛布、小林、...。おっと脱線してしまった。

 そんななか、ある時、球場の入り口で「今シーズンは阪神が絶対に優勝する」というチラシをもらったのを記憶している。それには、巨人、広島、中日、ヤクルト、大洋(いまの横浜)、各球団の戦力に如何に欠陥があるのか克明に記されており、逆に阪神タイガースに関しては、投手も打線もすべていいことずくめの評価があり、それを読むとどう考えても今シーズンは阪神の優勝しかありえないという気になってくるのだ。しかし、結局、1985年になるまでは、決して優勝することは無かったのである。  何を言いたいか、わかりますかな。対戦するチームの欠点をいくらあげつらっても、自分のチーム側の戦力をきっちり整備しなければ優勝はできないということ。心理学研究の問題点に対する真摯な態度には心理学者たちももっと目を向けるべきだとは思うけれど、心理学者への反論なんかに依拠して自己の正当性や存在感をアピールしなくったって、きちっとしたデータの基づきオリジナルで体系化された「血液型性格判断」を提唱していただければ、自然に注目されるようになるはずだ。