9月13日(月)

【イランで思ったこと(14)】イラン国内での日食報道


天文雑誌『スカイウォッチャー』で知られるアストロアーツ皆既日食オーバービューのページの中に、新聞の一面にみる各国の日食報道という特集がある。残念ながら9/13の時点ではその中にイランが含まれていないので、ここでそれを補ってみたいと思う。

 上段と中段の6紙が、日食当日(8/11付、上段左のみ)およびその翌日(8/12付)の主立った新聞の報道。コロナの写真を大きく載せているものもあったが、いくらなんでも日食前に撮影できるはずがない。過去に別の場所で撮影された写真をそのまま転載したものが多いように思われる。

 アストロアーツのトルコの新聞報道と比較するとイランのほうがやや地味な印象を受ける。もっとも私はペルシャ語を全く読めないので、あくまで紙面のスペースからの推測にすぎない。中段の真ん中と右側は英文紙。この記事では、イラン国内各地の様子のほか、外国人観光客に不安を与えるような動きがあったことは外貨獲得にマイナスであったこと、再三の警告にもかかわらず、専用サングラスをせずに太陽を見つめたことで眼にダメージを受けた人が各地で続出したことなどが報じられていた。

 下段左と下段真ん中は、翌々日朝にシラーズのホテルで見たハイライト番組。左側のほうは、真ん中にコロナの映像、背景に皆既時の都市の様子を映し出していた。下段真ん中はKerman市で撮影されたコロナの写真。

 アストロアーツでは各国の日食グッズも紹介していたが、イランでは特製サングラスと記念切手以外にはグッズらしきものには出合わなかった。下段右は記念切手。日食前に印刷されたものなので、過去の日食写真を参考に適当にイラスト化したものと思われる。
[イランの写真] [イランの写真] [イランの写真]
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