じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] キョウチクトウ。今が見頃だが、このクソ暑い時に花見を楽しむ人はまず居ない。



7月30日(月)

【思ったこと】
_10730(月)[一般]_10730クレジットカードの整理縮小を考える

 某クレジットカードの退会届を投函した。

 クレジットカードを初めて利用するようになったのは、10数年前、年会費無料の大手スーパー系が最初ではなかったかと思う。その後いろいろな特典につられたり、会費無料なら入っておいて損はないなどといった安易な気持ちから、いろいろなカードに入会。現在、会費無料で休眠状態になっているものを含めて15種類ほどを所持することになった。中には、「初年度無料」ということで、翌年からの会費が請求されているものもあるし、入会時は500円だった会費が勝手に2倍以上に値上げされたものもある。このあたりで、少し、整理縮小を検討したいと思う。

 カードについては、3年ほど前、1998年5月22日の日記に記したことがあった。その後の変化を個別に検討してみると:
  • 地域生協系のカード(地元の信販とのダブル):、3年前は年会費1049円であったが、今は無料となった。地元信販系を使うと0.5%の割り戻し。生協以外の店舗での利用高に応じたポイントが、1000円以上の利用1回につき1ポイント、合計利用高5000円につき1ポイントで、50ポイントで図書券・テレカ等1000円分がもらえる。このちょっとした特典に惹かれて、いちばんよく利用している。
  • 大学生協のカード:年会費無料の上、食堂でいちいち現金を支払わずに済む。全員がこのカードを使えば、組合員証提示も不要になる上、お釣りの受け渡しに時間をとられなくて済むので混雑緩和になると思うのだが、現実にはカード利用を嫌がる人もいるらしい。
  • スーパー系A:カード保険代が250円。量販店自体には年に数回しか買い出しに行かないが、50MBのフリースペース付きのプロバイダが格安で利用できるのでヤメルわけにはいかない。
  • スーパー系B:年会費無料が魅力だが、地元に店が無いので殆ど利用しない。旅行先で利用する程度。
  • スーパー系C:入会時は年会費が525円だったのに、その後1000円以上に値上げされた。近くに店が無く、駐車場が不便なため、2年ほど前に退会した。退会第一号であった。
  • ベーカリーレストラン系:食事代が1割引となるので、年に数回以上その店を利用する限りにおいては損はしていないと思う。
  • 自動車販売系:会費無料だと思って、新車購入時に入会したが実は初年度のみで、次年度からは1312円とられることが判明。案内書に目を通したが何がメリットなのかよく分からない。今回、退会したのはこのカード。
  • 電器メーカー系:会費は高額だが、5年間の保障つきということで洗濯機購入時に入会。実際に修理をしてもらわないと有難味ないかも。
  • 旅行会社系:旅行保険が自動的に付加されるというメリットがあると聞いて入会したが、年会費に見合うほど何度も旅行するかどうか不明。
  • ガソリンスタンド系。同じ系列のスタンドなら最安値扱いとなるメリットがある。また、利用金額に応じて翌々月の単価が値引きされることになっているが、そちらのほうは月に100円前後なので殆どメリットなし。
 一般に、クレジットカードには
  1. 会員限定の割引、特典
  2. 支払いが明細化されるので、何を買ったのか記録に残る
  3. 支払いがボーナス時、もしくは分割払いにできる。
  4. キャッシュ機能により、緊急時にお金を借りることができる
といった利用機能があると思う。私の場合は、このうちの1.と2.以外は絶対に利用しないことを大原則としている。3.は買いすぎの元になるし、4.は借金地獄の元凶になる。

 いずれにせよ、会費が年に1000円程度とは言っても、合計すれば結構な額になる。メリットのないカードは、盗難・紛失による不正利用を避けるためにも早めに退会しておいたほうがよいと思うのだが、一般に、退会手続が分かりにくいカードもあり、問い合わせの電話代もそれなりにかかる。初年度無料だからなどという安易な気持ちを持たず、入会するならば10年以上は利用することを前提に、メリットとデメリットを十分に検討すべきであろうと思う。
【ちょっと思ったこと】

クレジットカードのトラブル1号

 上記の話題に関連するが、私がいちばんよく利用しているカードの支払い明細書の中に、全く覚えのない請求が1件含まれていた。米国の出版社からのものであり、学術雑誌の今後3年間分の代金に相当するものであった。

 この雑誌、3年前に、当時の卒論生のために緊急に私費購読読を始めたものだった(図書館に機関購読を依頼しても、翌年分からでないと受け入れにならないため)。その時の契約は、3年分1回限りの申し込みであって「その後、申し出が無い限り購読を続ける」などという条文はどこにも見当たらない。また、どっちにしても、その時に伝えたカード番号とサインが3年後の別の支払いに流用されるなどということは法律上あり得ない話だと思う。さっそくカード会社にクレームを入れたのだが、日程的に引き落としにストップをかけることはできないので、調査の上、先方にミスがあれば返金するということだった。

 カード会社の応対は丁寧なものではあったが、当初は「その件については、お客様のほうで出版社と直接交渉していただけませんか?」など、こちらに負担を強いるような依頼を出してきた。こちらが、覚えのない請求であると言っている以上、まずは引き落としを停止し、相手側に請求の証拠書類の提示を求めるというのが道理だと思うのだが.....。けっきょく、こちらには交渉義務や証拠提示義務は一切ないはずだということで納得してもらったが、はたしてどういう結果になるのか。気になるところだ。