じぶん更新日記

1999年5月6日開設
Y.Hasegawa

[今日の写真] 図書館前の赤い実のなる木。クリスマス風だが、樹木自体は確かクロガネモチではなかったかと思う。

12月23日(木)

【思ったこと】
991223(木)[一般]クリスマスプレゼントをめぐる夫婦の論争

 12/24はクリスマスイブ。キリスト教とは全く縁の無い我が家であるが、毎年、クリスマスツリーを飾ったり、ケーキを食べたり、また深夜、子どもたちが寝ている間に枕元にプレゼントを置くというように、きわめて日本的な過ごし方をしてきた。

 今年も23日、市内の大型スーパーや家電店をまわってプレゼントを買い揃える。今年のプレゼントは、中2の息子には「CD・MDラジカセ」と万歩計と英語の童話本、小5の娘には腕時計と万歩計とフェアリー何タラの挿し絵つきの2000年用日記帳というきわめて豪華な内容になっている。

 問題はその与え方だ。中2の息子はもちろん、小5の娘だって、いくら何でもサンタさんがプレゼントしてくれるとは思っていない。そこで、私は、クリスマスイブのパーティの時に、ちゃんと「誰から誰あて」と明言した上でプレゼントを交換したほうが、家族の絆を深める上で有意義であろうと妻に提案した。これに対して妻は、「クリスマスのプレゼントは、朝起きた時に枕元に見つけてこそ感動があるもの。子供から言い出さない限りは、これまで通り枕元に置くべきだ」として譲らない。しかしそうなると、妻から私のプレゼントになるはずの録音機能付き腕時計、私から妻へのプレゼントとして買ったガラス細工のイヤリング(先日、清里の北澤美術館で買ったもの)はいつ交換することになるのだろう。このほか、子どもたちから親へのプレゼントというのも受け入れる機会が無い。論争がどう決着するかは今晩のお楽しみということで...。
【ちょっと思ったこと】
  •  1日前の話題になるが、12/22の夜、集中講義にお招きした亀口憲治・東大大学院教授(大学院教育学研究科・学校臨床総合教育センター)を歓迎する夕食会があった。家族療法の視点からのお話がたいへん参考になった。会社での過労、あるいはリストラに伴うストレスの問題、なぜ中央線で自殺が多いのか(同僚の表現を借りれば、日常の通勤場面で吸い込まれるように死んでしまうケース)、中高年の抱える問題と子供の不登校問題の共通のルーツなど。

     最近青少年の刑事事件が新聞紙上を賑わしているところでもあり、マスコミの取材はありませんかとお聞きしたところ、「インタビューに応じても記者の考えに一致した部分だけしか掲載されないので弊害が多い」と言っておられた。新聞記事やテレビでの「識者のコメント」などというのは、多かれ少なかれ、発言全体の文脈を無視した脚色がなされている可能性がある。資料として引用する場合には注意が必要だろう。

  •  12月23日は1900年代最後の満月となった。冬至前後は太陽の高度が最低となるので、その正反対にある満月の高度は逆に最高となる。じっさい、23日の19時44分には月の赤緯が最北で約+20.5°。おまけに前日22日には月が最も地球に近づき視直径は33′30”となる。高度が高く視直径が大きいことから、おそらく一年中でも最も輝いた月であったと言えよう。

  •  12/23は祝日ということで目出度い日のはずだが、大学構内はいつになく賑やかだった。それもそのはず。文学部は祝日とは言え、集中講義の真っ最中。毎年、12月のクリスマス前後が冬期の集中講義期間に指定されており、今年は12/21〜12/24がその期間にあたっている。集中講義の場合は遠方から先生をお招きしている関係上、祝日だからと言って間に休講日を入れることはできないのだ。このほか、息子も登校日。私立中学のため、祝日でもちゃんと補習をやるらしい。

     大学周辺を車や自転車で通行した限り、この日に日の丸を掲げていたのは交番と銀行程度。日の丸を掲げていた民家は2〜3kmの道路沿いで私が見た限りでは2軒のみだった。岡山駅近辺では右翼の街宣車が大ボリュームで「○○○○、バンザーイ」と叫んでいた。いつも不快な騒音をまき散らしている車がバンザーイと叫んだところでかえって皇室へのマイナスイメージを強めるだけではないのかな。こういう日ぐらいは街宣車から降りて、雅楽でも演奏しながら街角をデモ行進すればよいものを...。

  •  12/24朝6時台のNHKニュースによれば、仙台市の一番町四丁目商店街では、東北大の大学院生・小地沢将之さんの発案による「特典つきごみ拾い」を試験的に導入しているとか。仙台市では今年5月にポイ捨て禁止条例を制定したが罰則規定が無く効果は今ひとつ。ここで導入されているのは、商店街でゴミ拾いをすると「まちづくりチケット」という割引などの特典を与えるチケットがもらえるというものらしい。この制度、まさに付加的な好子出現の随伴性による行動制御の典型ということになるが、ここで強化される行動はあくまでゴミ拾い行動のみ。ポイ捨て行動自体の抑止に繋がるかどうか疑問が残るところである。特典が欲しいためにわざわざ自分でゴミを捨ててから拾うなどという自作自演行動は起こらないのだろうか。

  •  同じく12/24朝6時台のスポーツコーナーでは1900年代に活躍したスポーツ選手Top10が選ばれたというニュースが紹介されていた。ベーブ・ルース、マイケル・ジョーダン、カール・ルイス、モハメド・アリ、アベベ選手など。全体として黒人選手の比率が非常に多いように見えた。
【本日の畑仕事】
草取りと豌豆の支柱立て。夕食後にチンゲンサイとレタスを収穫。
【スクラップブック】
  • 12/23のニューヨーク株式、最高値更新。+202.16の11405.76ドル。