じぶん更新日記

1999年5月6日開設
Y.Hasegawa

[今日の写真] まだまだ頑張る葉の落ちない銀杏。

12月17日(金)

【思ったこと】
991217(金)[一般]2000年問題を人間行動の面から考える(3)官公庁ホームページの西暦表示と2000年問題

 各種報道によれば、政府は来年の大晦日から1年間にわたってインターネット上で新千年紀祭を催す。このほどその担当相に堺屋太一経済企画庁長官が就任したという。

 そもそも千年紀というのはキリスト教起源。公文書をすべて和暦(元号使用)で表す日本政府が音頭をとるというのは少々一貫性を欠くようにも見えるが、景気回復が今ひとつという現状にあっては背に腹は代えられない、経済効果が期待されるものについては何でも貪欲に利用してしまおうということだろうか。このほか、小渕首相以下、現政権の閣僚としても、「平成12年〜13年に大臣だった」というよりも「20世紀の終わりから21世紀の始まりにかけて大臣だった」と強調するほうがはるかに重みが出てくる。どうせなら、世紀の区切りの大臣になるほうがよいという考えもどこかにあるかもしれない。

 さて、このことでふと思ったのだが、官公庁のホームページではどのていど西暦表示が使われているのだろうか。じつはこの話題は1997年の5月17日の日記でいちど取り上げたことがあった。この時の概略を引用すると(リンク部分は省略)
ところで、官庁のHPはどうなっているのだろう? 昔から西暦表示を使っていたという外務省は別として、まず、首相官邸の「最近の話題」を見る。“(97.05.13) 行政改革会議第12回議事概要(平成9年5月7日)”というように、タイトルは平成を使っていたが、カッコで括られた更新日は西暦表示になっていた。通産省の「発表資料概要のページ」を見ると、“1997我が国の商業”というように、タイトル自体に西暦が使われている。経済企画庁は、殆ど西暦表示。郵政省の報道発表資料の日付も西暦表示。ちょっと怖い防衛庁も除いてみたら、What's Newや各種情報の日付がすべて西暦表示になっていた。まあ、建前では、元号を使うことになっていても、便利さの本音が出て、ついつい西暦表示になってしまうのだろう。
<補足>NHKは、一貫して元号優先の方針をとっているようだ。
と記されていた。その後何か変化があったのだろうか。官公庁 Web Server案内で主な官庁をざっと拝見してみたところ、 となっていた。いずれの省庁でもタイトルの年度は「平成12年度」というように和暦(元号)を使用しているが、年月日の表示については和暦もあれば西暦もあってまちまち、また年月日自体は和暦に統一されていても該当記事のファイル(url)については「99/12/991201.html」というように西暦の更新年月日で命名しているもの殆どであった。今回チェックした中では、例外的に建設省と警察庁のみがすべて和暦使用。その場合のファイル(url)は日本語のローマ字となっているが、似たような文字列ばかり。過去ファイルを別基準でソートした時に上書きしてしまう恐れはないだろうか。

 さて、上記で西暦2桁というのは1999年を「99」というように下二桁のみ使用しているもの。同じく4桁というのは「1999」というようにフル表示しているもの。12月1日の日記(話題のもとは10月21日の日記))に記したように、下二桁だけで年表示をすると2001年から2012年までの期間は、「0802」が2008年2月なのか、8月2日のことなのか見誤ってしまう恐れが出てくるように思う。12月2日の日記で個人的に決定したように年号下2桁は「_0」、「_1」...というように「0」ではなく「_」で始めたほうがベターではないかと思うのだが、官公庁の各ホームページ担当者はどのように対処されるのだろうか。
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