じぶん更新日記1999年5月6日開設Y.Hasegawa |
霜の降りた銀杏の葉と、「葉の落ちない銀杏」 |
【思ったこと】 9912110(金)[一般]恋におちたシェークスピア/洋画は字幕で観るか、吹き替えで観るか、原語で観るか/戸田奈津子さん/ 妻が今日中に返却するものがあるというので、きょうの夕食後の夫婦の散歩は近くのレンタルビデオ屋まで。ちょうど、年末の100円貸し出しサービスの最中であり、店内はたくさんのお客であふれていた。映画館が衰退してもレンタルビデオ屋が繁盛する限り映画産業は安泰、と思えるほどの賑わいだった。 妻に「何か借りる?」と聞かれたが、わたし自身は最近の映画については殆ど情報がなく、何を選んでよいか分からない。高校時代に渋谷の映画館で観た映画なら懐かしさもあるが、大概はすでにTVで放映されたものをビデオに録画してあり改めて借りる必要はない。 帰りかけたところ出入り口付近の新着コーナーに「恋におちたシェークスピア」を発見。この映画については今年の5/1と5/5の日記で取り上げたことがある。この映画だったらぜひ観たいものだと思ったが、あいにくすべて貸し出し中。その空き箱の数を数えたところ、字幕スーパー版がおよそ100点、吹き替え版が22点。これほど人気のある作品であるとは知らなかった。セールが終わってからでもよい。数日以内に借りにいこうと思っている。 ところで今述べた配置にもあるように、洋画を観る場合、字幕スーパーか吹き替えか、いずれかを選択することになる。これに関連して、12/1のNHK番組「スタジオパーク」に、映画の字幕スーパーでおなじみの戸田奈津子さんが出演されておられたことを思い出した。 戸田さんは数々の有名映画の字幕翻訳を手がけた人として知られている。あまりにも仕事量が多すぎて、自分がどういう風に訳したかを忘れてしまうこともある。というか、翻訳が完成した時点でそのことを忘れて頭を切り換えないと、次の新しい作品の仕事がうまく進まないのだという。 字幕の難しさは、元のせりふをいかに簡潔に表すかということ。たしか、3秒間で13文字が限度だとか言っておられた。それゆえ、映画のジャンル、会話の文脈によって、その雰囲気を的確に表せるような日本語選びが必要になってくる。番組で紹介された訳例を2つほど挙げれば、
字幕が字数の勝負だとすると、吹き替えは唇合わせの勝負ということになるのだろうか。口がぱくぱくしているのに日本語音声が出なければ非常に不自然。翻訳家はもちろん、声優も相当の熟練を要するのではないかと推察される。 私自身の場合、字幕か吹き替えかと問われれば、やはり字幕で観る方が好きだ。字幕よりさらに望ましいのは、TVの二カ国語放送。この場合は、ビデオに録画しながらとりあえずは英語で観る。その後日本語吹き替えで復習というのが一番感動が大きい。吹き替えだけだと1度観たらおしまい。感動が軽くなってしまうように思う。 もっともこれは慣れによっても変わってくる。例えば刑事コロンボ(小池朝雄が吹き替えていた時のもの)、大草原の小さな家、宇宙大作戦(スタートレックのTV版)などは、最初から吹き替えで観ていたので、二カ国語放送の副音声で英語を聞くとかえって違和感をおぼえるほどだ。逆に一度でも字幕で感激した映画は、吹き替えで見直すとひどく不自然。声もキャラクタの一部を構成しているという証拠か。 |
【ちょっと思ったこと】
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【本日の畑仕事】
ミニトマト(赤くならないまま)、チンゲンサイを収穫。畑を耕す。 |
【スクラップブック】
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