じぶん更新日記

1999年5月6日開設
Y.Hasegawa

[今日の写真] 葉の落ちないアメリカカエデ。昨年(1998年12月10日の日記参照)と同じ木が今年も葉を残している。

12月7日(火)

【思ったこと】
991207(火)[一般]「50のヒント」、「50の方法」、「50のアドバイス」...

 昨日の日記で、中谷彰宏氏の『気持ちが楽になる50のヒント』のことを取り上げた。その後、インターネットの和書検索(大学生協)でいろいろ調べてみたところ、中谷氏は96年5月に『大学時代しなければならない50のこと』という本を出していらい、これまでに「50の」をタイトル含む本を26冊も刊行していることがわかった。そこで、さらに、いま日本で「50の」をタイトルに含む本が何冊ぐらい出ているのかを調べてみたところ全部で212冊、ただしそのうち「150の」が6冊、「550の」と「250の」が各1冊含まれていたので、実質は204冊。かなりの数にのぼる。さらに詳しく見ていくと...
  • 「50の」を含む本を3冊以上刊行している著者
    • 中谷彰宏:26冊
    • 宇井義行:6冊
    • 永尾カルビ:6冊
    • 小野昇:3冊
  • 1978年8月以降のデータで最も古いのは『説得話法50の知恵』 諸星竜 日本実業出版社 78年8月
  • いちばん新しいのは『50の食材・50の料理人・50のレシピ』 マガジンハウス 99年/11月/『「彼」と出会える50の方法』 永尾カルビ プラザ 99年11月
となっていることがわかった。

 『二十四の瞳』のように書籍のタイトルに数値が含まれる本は昔からいろいろ知られている。我が家の書棚をチラッと見たところでも『自然界99の謎』、『先生を困らせた324の質問』、『理科の質問118』、『子供にウケる科学手品77』、『人類を襲う50の危機』、『21世紀の子どもたちが地球を救う50の方法』、『悪いのは子どもではない 公文式教育法81のポイント』、『トンデモ超常現象99の真相』、『世界を変えた20の科学実験』、『あなたの思考をガイドする40の原則 クリティカルシンキング』などさまざま。n>10の範囲でどんな数が多く用いられているのか、いずれヒマがあったら調べてみたいと思っている。

 こうした数値はどうやって決められるのだろうか。基本は10進数の倍数、それに1を加えて101にしたり、1を引いて99にするなどのバリエーションがあるものと思う。上記で118とか324という数値がどこから出てきたのかはよく分からない。

 初めの話題に戻るが、「50の」が含まれるタイトルはその本を買おうとしている人にどういう印象を与えるのだろうか。本の厚さにもよるが、何かを羅列して「お好きなところだけ選んでください」という形で読者に情報を提供する場合、20や30では少々物足りないし、100では荷が重すぎる、そういう妥協点を探るなかで経験的に割り出された数値であるようにも思う。上記の中谷氏の場合はそれ以外に積極的に「50のナカタニ」で売り出そういう姿勢もうかがえる。
【ちょっと思ったこと】
  • 夕食後の夫婦の散歩から戻ったところでテレビをつけたら、たまたまニュースステーションをやっていた。この番組は滅多に見ないのでその経緯は分からないが、特派員や記者の名前を「長谷川ひろしに聞きます」というように呼び捨てにするのはどうもいただけない。いくら同僚や部下であるからといって呼び捨ては謙譲しすぎではないかな(←久米宏の時代から呼び捨てにしていたことは記憶しているが)。呼び捨てはせいぜい近親者だけで結構。
【本日の畑仕事】
夜、レタスを収穫。
【スクラップブック】