じぶん更新日記1999年5月6日開設Y.Hasegawa |
センダンの実。ちょうど月齢21前後の下弦の月より1日早い月が空に残っていた。 |
【思ったこと】 991129(月)[心理]2000年問題を人間行動の面から考える(1) 西暦2000年まであと1カ月余りとなり、新聞やTVでその話題が取り上げられることが多くなってきた。11/29から始まったNHK「クローズアップ現代」(21:30〜22:00)を途中から見たが、結構、根の深い問題であることを改めて知らされた。 これまで2000年問題については、西暦のデータを下2ケタだけで処理するプログラムにおいて、「00」をまたがって処理される日数計算に支障が出たり、マイナス値を返すことから「異常な数値入力による動作停止」を引き起こしたりする問題であると理解していた。しかし、昨日の番組を見る限りでも、それ以外に様々なトラブルが起こる恐れのあることが分かった。 例えば、日本に固有の問題として西暦と和暦(昭和、平成...)を変換することによって生じるトラブルというのがあるという。「西暦の下2桁から88を引いて平成に変換」というのがその一例。JR回数券で見つかったミスがこれにあたる。このほか、「7年」とか「10年」というような小さい年を自動的に平成による表記と見なしてしまうプログラムもあるとか。パソコン単体ではなく、ローカルネットで繋いだ時に発生するトラブルもあるというからチェックは容易ではあるまい。 このほか、プログラム側には問題は無いが、納期の年月日をソートするときの利便性から下2桁を4桁に修正。これによってデータのフィールドがずれて肝心の金額部分が1/100になってしまうという事例も紹介されていた。上記の場合を含めて、プログラム(の部品)の作者がすでに会社を変わっていたりして細かい設定やサブルーチンの情報が失われてしまい、当時の制作スタッフと全くの別人がアルゴリズムを推量したり、「date」というように年月日処理を連想させるようなプログラム名を見つけだすなどの手作業をしなければならないところに根の深さがあるようだ。システムをすべて入れ替えればそれで済むのだが、中小企業にはそれだけの財力がない。自分のところだけ入れ替えても済まない場合があるというのも深刻な問題だ。 それにしても、ずいぶん原始的な対応をとっているのには驚かされた。プログラムをプリンタに打ち出して問題箇所を蛍光ペンでチェックするとは...ホンマにそんな作業が必要なんやろか。素人目に見れば、プリンタに打ち出せるぐらいならエディタで読み込んで、該当する文字列に自動的にマークをつけることができるように思うのだが、なぜあんなことに手間暇かけているのだろう? 余談だが、番組では坂村健・東大教授が出演されていた。坂村氏と言えば和風OS開発の神様ではなかったかと記憶しているが、Bトロン(だったか)の開発のほうはどうなったのだろうか。 さて、番組の感想はそのぐらいにして、私なりに2000年問題を人間行動の面から考えてみたいと思う。思いつく問題としては、
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【ちょっと思ったこと】
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【本日の畑仕事】
レタスを収穫。 |
【スクラップブック】
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