じぶん更新日記1999年5月6日開設Y.Hasegawa |
チトニア。百日草によく似ているが色も形も地味なため一般の花壇ではあまり見かけない。いったん植えると丈夫でよく増える。 |
【思ったこと】 991112(金)[心理]「行動随伴性に基づく人間理解」その後(2):Web日記を書くことはどのような随伴性によって強化されているか 昨日の日記の続き。インタビュー調査などを通じて、行動随伴性の視点から生きがいをとらえていくには ...行動もその結果もできうる限り具体的に把握していく必要がある。例えば「仕事をした→満足感があった」というのではあまりにも抽象的。仕事のどの段階でどういう変化が生じたのか、その変化が好子出現にあたるのかどうかといった問題を、もっと具体的に把握...することが必要であると指摘した。少し前に、この日記も登録している日記猿人で、投票ボタンに関連して日記を書くことや投票を得ることが話題になっていた時期でもあるので、「web日記を書く」ことを例として、具体的に把握するとはどういうことか、考えてみることにしたい。 まず、毎日のようにWeb日記を更新(エントリー)している人が居るとしよう。聞き取り調査をすれば、「web日記を書くと楽しい」という答えが返ってくるがこれは具体的な「行動→結果」とは言えない。典型的な日記猿人登録日記の場合に想定される具体的な結果としては、
このうち、1番目の「行動内在的な好子出現随伴性」は、競合的行動(仕事の忙しさとか他の趣味に費やす時間)による妨害を受けない限りは、Web日記執筆を長期間にわたって強化し続けるものと予想される。3年以上日記を書いているような人は、部分的であるにせよこの随伴性が必ず関与しているはずである。 2番目の「付加的な好子出現随伴性」は、読者の反応に依存して強化されるものであるから、浮き沈みが激しい。
以上、「web日記を書くと楽しい」という抽象的な「行動→結果」が、随伴性のレベルで細かく分類できるという事例を示した。しかしこれでもまだ十分な分類とは言えまい。例えば日記猿人で高得票を得ることによって強化される場合でも、自分自身に対する得票の増加(個体内比較)が強化的になる場合と、上位に上がること(個体間の相対的比較)が強化的になる場合では、執筆行動に質的な違いが生じるものと予想される。どっちにしても、得票だけを生きがいに日記を書くような人は決して長続きしないだろう。 自分自身がどの随伴性によってWeb日記執筆を維持しているかは、実験的に特定の結果の随伴を外してみればすぐに分かることだ。例えば、
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【ちょっと思ったこと】
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【本日の畑仕事】
ナメクジよけの薬をまく。 |
【スクラップブック】
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