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1月26日(月)

【思ったこと】

980126(月)
[旅行]周遊券について思ったこと
 昨日の日記で北海道旅行のことを書いたが、今日はその続きで、むかしよく利用した周遊券について、時刻表を眺めて思ったことを書くことにしたい。
 
 北海道に限らず、学生時代にはよく旅行したものである。私が学生の頃は「青春18きっぷ」のようなシャレた名前の切符はなかったが、長距離の通し切符を買うと割安になるという運賃計算システムを活用して、へんてこな切符でいろいろな地方をまわった。
 例えば、京都と東京を往復すると、当時の往復運賃は3500円ぐらいであったが、京都→木津→柘植→名古屋→東京→甲府→塩尻→多治見→岐阜→京都という「京都から京都まで」の切符にすると3000円で行くことができた。これにさらに妻籠とか養鱒場などダミーの周遊指定地をくっつけてオーダーメイドの周遊券にして、学割と合わせて3割引きになる(←こういうものに熱中してくると、旅先で何を見るかというよりも、如何に巧妙に安い切符を作るかというマニアックな旅行計画が出来上がる)。宿泊は車中泊かユースホステルを利用し、日本全国をまわった。最初は観光地にも行ったが次第に飽き足らなくなり、特に夏休みには、山登り主体の旅行をするようになった。百名山とまではいかないが、けっこういろんな山に登ったものである。

 この距離逓減措置だが、最新の時刻表の営業距離と運賃の対応表を見ると、600kmまでが20km刻みで運賃が210円から320円ほど増加しているのに対し(←なぜ増加金額がバラついているのだろう???)、600kmを超える分は40kmきざみの増加になっている。この点では今でもメリットが残っている。

 しかし、ローカル線のかなりの部分が廃止されたり第三セクターに移行してしまったために、魅力あるループ状のコースを作ることは、昔より難しくなったと思う。
 先頃「しなの鉄道」に移行した信越在来線軽井沢・篠ノ井間は、ワイド周遊券では乗車可能区間になっているが、上記のループ状のコースに加えることもできるのだろうか。このあたりの経緯は不明。
 このほか、昔に比べると、割引制度が多様になったことも、周遊指定地を加えたループ状の長距離切符を作るメリットを少なくしている。例えば普通列車(快速を含む)だけで旅行するならば、冒頭に述べた「青春18きっぷ」のほうが割安になる可能性が高い。また、特急に何度も乗る場合には、自由周遊区域内の特急自由席が乗り放題のワイド周遊券のほうが割安になる可能性も高い。
 大判の時刻表(JTB版)を見ると、いまでも索引地図には薄緑色で周遊指定地が表示され、バス路線などの時刻表には、●、○などで接続駅や指定地が表示されている。旅行業者は別として、これを頼りにじぶんで周遊券プランを作成する個人がどれだけおられるだろうか。
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※“..”は原文そのまま。他は長谷川による要約メモ。【 】は長谷川によるコメント。誤記もありうるので、言及される場合は必ず元記事を確認してください。
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